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17歳の瞳に映る世界のmikiのネタバレレビュー・内容・結末

17歳の瞳に映る世界(2020年製作の映画)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

辛い…辛いけど、
これがずっと現実…



自身はまだ子どもはいないが、
旦那に常に言っているのは
子どもはできれば
男の子がいい、
ということ。

女性であるという理由で
嫌な経験をたくさんしてきた。

そんな経験を子どもには
してほしくないし、

さらに、
子どもが女の子だったら
例えばいつもより帰りが
遅いだけで
とんでもなく心配になり
自身のメンタルが
もたなくなりそうである😂



とにかく、
軽い気持ちで
女性に酷いことをしている人、
したことがある人。
女性のトラウマは
本当に根深いです。
それを知ってほしい。









外からアメリカを見ると
価値観も世界の最先端だと思うが、
実際はそうではないらしい。


特に田舎では
保守的なキリスト教信者が多く、
聖書が絶対。
この世の全てだと思っている。

アメリカ人の
4人に1人は保守的なキリスト教信者。

つまり、
アメリカ人の
4人に1人はダーウィンの
進化論を信じず、

この世はアダムとイヴから
創られたと未だに
本気で思っているとのこと。
(最近読んだ本に書いてあった。)




もちろん聖書には
中絶ダメ、絶対
と書いてあるので、
アメリカには
中絶反対派が多い。


さらに共和党の
トランプ元大統領のせいで
最高裁判事が保守派が多くなり、
中絶に関する
判決が半世紀振りに
覆されたり…
アメリカは中絶に関しても
分断が増しているようだ。




個人的には
【中絶禁止にするのだったら
性犯罪をこの世から撲滅
させてからにしてくれ】
と思う。






本作の主人公のお腹にいた
子どもの父親は
恐らく義父であると思われる。
それを暗示するシーンが多い。








強く立ち振る舞っていないと
いつ誰に搾取されるか
分からない。

そんな主人公が
カウンセラーから質問されるシーンと
母親に電話をかけるシーン
では本来のか弱い
高校生の女の子が
感じられ、涙を誘われる。






自分の体も未来も
全部自分のものだ。
男女問わず、もっと
そういう世界になってほしい
と心から願った。
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