この時期の戦隊VSものは久々でしたね。
2018年にキュウレンジャーVSスペーススクワッド、2019年にルパパトVSキュウレンがありましたけど、どちらもBlu-ray発売前の期間限定上映でしたから、劇場公開用に作られたのは2017年のジュウオウジャーVSニンニンジャー以来。
東映側にどんな心変わりがあったのかは知りませんけど、やっぱりVSモノを劇場公開向けに作ってくれるのは嬉しいものです。
VSモノの展開は、別戦隊が出会い、共通の敵を倒すために共闘していくというガチガチの流れがあって、そのお決まりの展開をどう料理するかが重要になってきます。
出会い方の工夫、共闘するための流れ、それが各キャラの個性を活かしながら上手く展開していると、定番の流れであってもそれは様式美となって面白く感じられる。
今作はそうした部分でいい意味で素直で、全体的に安定していたような気がします。
が、Tジョイ大泉の地下駐車場とか、つまりは東映撮影所近くでの撮影が多々あるのを観ると、予算掛けられないんだなぁと、せっかくの劇場版なのに残念に思ってしまったり。
大きなスクリーンでやる意味、TV版とは違う景色を観たい。
現状を鑑みると厳しいのだろうけども。
（スコアは特撮用、3.5点満点）
