はる

雨あがるのはるのネタバレレビュー・内容・結末

雨あがる(1999年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

剣の腕前は抜群だけど欲がなく人の良い性格が仇となり、宮仕えが出来ない浪人侍とそれを支える妻との絆が素敵でした。
「心が洗われるよう」と感じていたら、雨上がりのきれいな山の緑や滝の音がちょうどいいタイミングで流れてきて、とても美しいエンディングでした。
殿さま自らが馬で追いかけるなんて聞いたことがないけど、そこがまた良かった。

黒澤明が執筆中に亡くなった事で未完成だった脚本を、助監督として手伝っていた小泉堯史が補完し、黒澤組とともに完成させた作品だそうです。
制作の背景も心が温まります。
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