第24回日本アカデミー賞受賞作品。
心優しき剣の達人三沢伊兵衛(寺尾聰)と、その伊兵衛を支える妻たよ(宮崎美子)。
全編を通して二人の温かな雰囲気が流れているが、終盤のたよの言葉は、この温かな空気を…
このレビューはネタバレを含みます
初鑑賞です。
原作未読です。
好きなところもありますが、気になったところが多めです。
割りとモヤモヤしました。
①良かったところ
・落ち着いた雰囲気
映画全体の空気感が良かったです。
…
脚本は黒澤明の遺稿。優男ながら実は剣豪で、他人へ施しをするため賭け試合で稼ぐのも厭わない寺尾聰演じる浪人が主人公。彼の妻役の宮崎美子の良妻ぶりも踏まえ、善人を善人らしく描くときのワザとらしさが鼻につ…
>>続きを読む「黒澤明の雨」があがる
スローテンポで、時間が川のように流れていく。メンタル不調だったある時期、何度も観て救われた作品
脚本は黒澤明の遺稿。
実力が「あり過ぎる」ゆえ不遇の日々を送る浪人・三沢。…
このレビューはネタバレを含みます
三沢伊兵衛は剣の達人だが、諍いを好まず、仲良くして助け合う、そのような生き方をしている。また、自分に合わない役人の仕事には見切りを付けるが、剣術指南番としても身を落ち着けることが出来ず悩んでいる。彼…
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