このレビューはネタバレを含みます
稀に映画を観終わると世界が輝いてみえるような時があるでしょ。それがこの映画で経験しました。
時々見せるラファエルの自分本位な考え方に、憤りを感じるけどそれはもしかしたらそれは自分自身なのかなとも思います。
最後、ラファエルとオリビアの思い出がグルグル回ってラファエルはある行動を起こすのだけど。
それはきっと初めてオリビアのことを思って行動したのかもしれない。
あの人々の心を動かすピアノを演奏するに至ったオリビアを否定できない、そう思ったのかもしれない。
もしかしたら元の世界に戻れて、海辺の家でゆっくり過ごしてるかもしれないし、新しい世界で一緒に支え合って生きていくのかもしれない。はたまた、もう思い出の中でしか生きていけないのかもしれない。
物事には必ず終わりがあって、それがハッピーだろうがバッドだろうが関係ない。それを受け入れていかなければいけないから。生きていくってそういう事だろう。そして、終わりがあればまた始まると言うことでもある。生きていくってそういう事だろう。
ヨーロッパにいきたくなったなぁ。