このレビューはネタバレを含みます
妻のいない世界に飛ばされる男の話。
倦怠夫婦モノの話に、マルチバースな設定を加えた物語は新鮮味があって、なかなか面白かったです。
主人公と妻の出会いから終わりまでを駆け足で描いた冒頭部分や、主人公が別世界を受け入れるまでのコメディー展開までは普通に楽しめました。
ただ、中盤から主人公が元の世界に戻る為に、別世界の妻を口説くわけですけど、その行為があまり主人公の反省や成長に繋がっていかないのが残念なところ。
まぁ、最後に別れを決める事で自分本位な性格を脱却した様に見えますが、それでまた妻と復縁するのは御都合主義に見えちゃったかな~。
主人公役のフランソワ・シヴィルはキット・ハリントン風の優しい目が可愛いし、主人公の相棒役のバンジャマン・ラヴェルネもトム・ヒドルストン風の飄々としたキャラクターで笑えました。
途中で日本と南葛のジャージが出てきたけど、何だったんだあれは?