rage30

サイダーのように言葉が湧き上がるのrage30のネタバレレビュー・内容・結末

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このレビューはネタバレを含みます

俳句少年とストリーマー少女のラブストーリー。

パステルカラーで彩られた、鮮やかな色彩は目に嬉しいところでしたし、SNSを絡めた恋愛描写もイマドキな感じがして良かったですね。
ネット世代だからと言って、ドライなやり取りをするわけでもなく、フォローしたり、されたりでドキマギする件は、見ていて微笑ましいものがありました。

ただ、中盤以降に描かれる、レコード探しがあんまり面白くなかった上に、レコードと主人公の関係性があまり見えてこないのも残念な部分。
どうせなら、もっと少年と少女の胸キュンな描写だったり、2人のコンプレックスを掘り下げる描写が見たかったかなと。
特にラストが少年の告白になるのなら、「少年が告白したいけど、出来ない…」みたいな描写を伏線として、もっと入れておいても良かった気がします。

そんなわけで、恋愛映画としては、少し食い足りないものがありましたが、ビジュアルに関しては、他のアニメと一線を画すものがありますし、少年と少女の初心な恋愛は爽やかな気持ちにさせてくれる事でしょう。
サイダーの様に、一服の清涼剤となる作品をお探しの方にはオススメの作品です。
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