実は随分前に観たのだけど、どう感想を書こうかなかなかわからずにいて時間が経ってしまった…
ムヒカ大統領のことは来日した時の特番とかインタビューとかで知って、こんな素晴らしい大統領が世界にはいるんだ！と驚き、素晴らしいなと思ったから、だからこの映画を観たらきっと、ますますムヒカのことが好きになって、で、褒めまくりの感想文を書いてしまうだろうと予測していたのだけれど…
しかも監督クストリッツァだったらどんなにいい作品に仕上がってるだろう！？
と期待していたのだけど…
日本人向けじゃないので、不勉強でウルグアイの歴史に疎いからよく響いて来ないところがたくさんあったのと、やっぱり…政治犯として投獄された辛い過去があるからこそ本当の幸せを知ったという、その経緯は知ってはいたものの、この映画を観て、やっぱり人間って辛い思いをしなかったら、その辛い思いを乗り越えられなかったら、本当に優しく強い人にはなれないのかなと思ったらなんだか絶望的な気持ちになった。。。
想像力や『思い遣り』だけじゃ限界があるなら、本当の強く優しい大人になるためにはイニシエーションなんか、やっぱり必要なんだっなりして？でもそれも問題あるよね〜みたいな事を考え込んでしまった…。。。
想像力のことで言ったら例えば悲しい映画とか観て可哀想とか言って泣いてたりする人が、それを踏まえて優しい人になってるか？と言ったら自分のことも含めて残念だけど疑問だ😢
それから、難しいんだけど、資本主義ってやっぱり、よくない部分たくさんあるなって再確認。かと言ってどうすればいいのか私なんかにはまだわからないけど。
そしてそんなこととかは置いといてムヒカのパートナーがとても素敵な女性なのを知った。
