このレビューはネタバレを含みます
しんどかった。
巨大な虫になってしまったグレゴールが最期まで報われなくてずっと暗い映画だった。
ある日突然ゴキブリみたいな虫になってしまったグレゴールが 今まで仲の良かった両親と妹に酷い扱いを受ける話。
疎外された側と疎外する側の醜さを描いている。
「醜い姿であっても キスすることで 本当の愛を確認し 元の姿に戻れる」とかいうハッピーな終わり方かな?と期待していたが、それとは真逆に 妹から冷酷な罵倒を浴びせられ 自室で孤独に衰弱死するという結末を迎えた...。
カフカの「変身」は読んだことがないが、この映画でなんの教訓が得られるんだ...??と思ってしまった。