【副音声版鑑賞追記】どうしても悶々としてた気持ちを晴らす為に必要だった副音声版。凄く良かったのはブンビーさんもGoGo最終回の地続きになっていたので、プリキュア5の皆から敵意を抱かれず、楽しいシーンが用意されてたこと。
まさかキュアフルーレでエゴエゴに取り込まれたブンビーさんを助け、エンドロールで綺麗にカグヤちゃんお誕生日会への伏線にまで繋がっていくとは思わなかった。鮮やか過ぎて声を漏らしそうになった…
劇伴のチョイスも、台詞回しも展開も完全に「大好きなプリキュア5」だった。
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【2回目鑑賞追記】この映画のテーマを言語化するなら、「母と命のバトン」だなって観てて思った。
かつてはダルイゼンが潜んでいた関係で寝たきりだった花寺のどかが今度はカグヤの命を守る為に必死に奮闘するという視点で観ると1年間構築したヒープリの集大成のような映画だと思う。
のどかの母が身を挺してのどかを守ろうとしたシーンはこの映画の「母」を象徴するシーンで、我が子の為なら何も恐れない。のどかの母と、我修院博士はやり口がそれぞれ違っただけで根底にある思いは変わらない。
とはいえ、2回目を鑑賞してもGoGo勢の扱い方はもっと上手くやれたように思う感想に変化はなかった。もしまた新たな機会が訪れた時はもっと分かりやすいクロスオーバーが観たい。
1回目と2回目での感想の違いは大事なので、敢えて両方残しておく。
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まず、かなりガックリ来たのはGoGo勢の出番の必要の無さ。これ正直ドリーム達である必然性が何処にもないはおろか、プリキュアである必要すらなかった。これならヒープリ単独だけの映画にして欲しいって気持ちが遂に理解出来てしまった気がする。
と言っても、観る前からGoGo寄りの映画ではあまりないだろうなというのは正直予想はしていて、少ない出番でどのようにレジェンドを立たせる勝算を持ってるのだろうと思って観たけど、何とまぁ別にそれがなくてただの戦闘員でしかなく、目玉だったグレース含む3つの新フォームもあまりにも駆け足過ぎて気持ちが乗っからない。
そしてその戦闘シーンすらも技名をちゃんとGoGo勢だけ叫んでくれず、これまた端折り方が凄い。いつものオールスターズと違って共演サイドは君達だけなのにそういうお約束を外してどうするよ?
もっとも、全てが悪かったわけではなくてカグヤと博士のやりとりは概ね良かったし、あそこまで窮地に追い込んで最終的にしっかり救済された部分はまさしく物語に「夢」があって良かったように思う。ゲストキャラがこのレベルの危機に陥ると、大体消滅してしまうんだけど、そこをプリキュアパワーで救うのはらしさを感じる。
戦闘シーンも前評判通り非常に激しかったのはいいんだけど、先述の違和感や必然性の無さが足枷になって何処か感情移入しきれなかったのが非常に残念。
期待してた映画だけに蟠りが出来ちゃったなぁって印象です。