このレビューはネタバレを含みます
正直ここ数年の中で1番乗れなかった。
全体的に豪華と言えば聞こえはいいが詰め込み過ぎてて色々とっ散らかってるというか、どれが1番やりたい事なのかが見えてこない……
最早人間やめてセスナにしがみついたりその上で剣術アクションやってみせる平次は一周回って面白いけど、
ラストシーンの告白が結局しょーもない失敗オチな上に、その原因が終始物語上に不必要なから紅の時のあの人ってのが、もう今作のノイズの象徴になってしまってるというか…
そもそも推理パートが割とどうでもいいノリな上に、それと平次が函館山で告白したいという本作の目的があんまり効果的に噛み合ってないというか、強引さが否めなくてあんまり好きになれなかった…
試写会廃止してまでやったサプライズ要素も原作ファンは唸るのかもしれないけど、ライト層にとっては正直よく分からんどころが、コナン映画がどんどん内輪向けな作品になってしまってるのを感じて何かあまり良い気持ちになれない…
これまでの安室や赤井ネタとかの初見にあんま優しくないアレソレも映画だけ追ってる人なりについていけたけど、これが本作の醍醐味みたいに扱われると来年も行くか正直怪しくなってくる…