まめまめちゃん

劇場版シグナル 長期未解決事件捜査班のまめまめちゃんのレビュー・感想・評価

3.5
韓国ドラマ「シグナル」→リメイクドラマ→リメイク2時間ドラマ→日本オリジナル脚本の本作と続く。
日本オリジナルのバイオテロといえば「サリン」。
今回品を変え「ヘロン」となり、政治家と警察組織の癒着を暴き、無線機で繋がった過去の刑事との邂逅を描く。

無能過ぎる警察を単純に背景にするせいで未解決捜査班の仕事量ハンパない。加えて未解決班の全員が仕事やってる訳じゃないというか、はっきり言うと三枝だけが推理して現場でほぼ丸腰で戦う。これで立ち向かうにはあまりにも大きな組織すぎて流石に無理がある。過去の大山にもあんなに仲間がいたはずなのに、気づいたらぼっち。特に今回の三枝の万能感にはちょっと抵抗あり。坂口健太郎でお腹いっぱいよ。先日「コウノドリ」見ちゃったからもうしばらく坂口健太郎は遠慮しようと思ってしまったよ(頑張ってたけども)。

だからね、もう少し分担させられるくらいのキャラ設定必要じゃない?日本版はあまりにも、未解決班のそれぞれの得意分野を疎かにしがち。そういうところをうまく使った脚本を書いて欲しいな。事件を大きくすればいいって訳じゃない。そして、大山と会えない設定でエンディングを先延ばしにするのはいい加減もやっとする。

韓国でドラマの続き作ってる情報、その後どうなったのかしらん。