まめまめちゃん

ジョン・ウィック:コンセクエンスのまめまめちゃんのレビュー・感想・評価

4.5
殺し屋稼業から足を洗って愛する妻と豪邸でラブラブ隠居生活も束の間、突然妻も愛犬も愛車も豪邸も常宿も失い、世界中の殺し屋に狙われる賞金首のジョンウィックの物語。
1作目から9年も経つんですが、
この4作目までが数週間の出来事という設定。
あまりにアクションにより過ぎてて3作目はアクションしか覚えてない、なんなら妻のことも最後まで見てあ、そうだったってな感じの私だったのですが。

実は1回目はなんだか集中できなくて半分くらい寝てしまったので、リベンジしました。
感想はほとんど変わらないので再投稿はしません。

本作、これまでジョンのために失った沢山の命と、あまりに激しい戦いの連続による心身への強烈な負担を感じずにはいられない苦しい戦いでした。もうとっくに死んでておかしくないくらい怪我してる状態で戦ってる(設定)んだから、こんなに傷めつけなくても十分じゃねーかと、見てるこちらを辛い気持ちにさせる暇もないほどのアクションの釣瓶打ち。セリフさえもほとんどない。

殺陣と拳銃がほとんどではありましたがしっかりガンフーで、近接戦が流れるように撮影されていて見やすいと感じました。倒した敵の銃もちゃんと拾ってるし、弾もあちこちでリロードしてるのにスマート。3作目の方が壮大ではありましたが体が重たく感じた気がします。

そしてドニーイェン、カンフーじゃないし盲目という点ですんごいハンデなんだけど、それを感じさせないアクションが光っていました。ハリウッドスターとして認められた…なんて今更なのでは?

今回のロケーションは厳かで、衣装にも撮影にも非常に趣向を凝らしていたように思いました。ジョンの後ろ姿が、3時間で徐々に細く小さく感じていく気がしました。もしかしてそのための3時間?

ジョンは妻を失い犬を失った時点で心が死んだのかもしれませんね。