まめまめちゃん

ベイビーわるきゅーれ 2ベイビーのまめまめちゃんのレビュー・感想・評価

4.2
2024年鑑賞1作目。
昨年は映画全然見れなかったのでレンタルでもホント嬉しい☺️
今年は毎週末は映画館くらいなペースになればいいなあ。夢だけど。

さて本作で特筆すべきはあのジョンウィックにスタンドダブルで出た伊澤彩織さん演じるまひろである。心なしか存在感も迫力も倍増して登場。前作のコンビニ面接ではぁ、はぁ〜そうすか、すんません、みたいな感じとは違う。斜め下向いてた視線がまっすぐになって、ニコッと笑ったらちょっとカワイイ背筋が伸びたキャラになっている…!やはり高石あかりさん演じるちさととの生活が奏功している演出だろうか。請求書は相変わらず見ないで捨ててるようだけど。

ジムとかニコニコなんとか保険とか福利厚生もあって正社員ていいよな(注:わたしフリーランスですもちろん殺し屋じゃないけど)。殺し屋アルバイター兄弟が嫉妬転じて逆恨みするのもよくわかるよ。あんなに強いのにその業界における正社員との違いってなんなのかしらとうっかり自分目線で語ってしまいたくなるほど、ラストのタイマン勝負は見応えがあった。ちょっと鶏肉生活してるくらいで、住む家もない殺し屋アルバイターにここまで苦戦するのも、クライマックスも、ちょっと考えさせられたな。

この映画に特有なのが会話で、
最近公共交通機関を利用することが増えて時々隣に制服の学生がいたりして嫌でもおしゃべりが聞こえるんだけど、内容が数分後には忘れるくらい薄いけどテンポだけがやたら上手いこと流れるまさにあの会話。制作側もそういうのよく聞いてんだろうなと思う。
ラブストーリーが本当に苦手なので「花束みたいな〜」の話にはあまりのれなかったんだけども、
ちょこちょこ映画の話出てきて楽しかった。しまいにはフィルマまで。しかしこんなにマルジェラがカジュアルに会話に出てくる時代、パパ活ブランドになる日も近いんかなって、マルジェラ好きな方にはゴメンけど。

その他掃除屋さんがテンション上がって調子に乗るあたりも殺し屋稼業の世界だけの物語らしくてファンタジー。
高石あかりさんの銃を構えてブチ切れる演技が好きなので、次回作はぜひ機関銃でお願いしたい!

久しぶりに映画のレビューしたので調子が出らんかった。そのうちちゃんと書き直すかも。