おたば

モールスのおたばのレビュー・感想・評価

モールス(2010年製作の映画)
3.8
【愛しさと、切なさと、心強さと】

僕には、居場所がない。

学校では毎日いじめられて、

母さんも僕のことわかってくれない

鏡の中であいつに復讐する練習をして

望遠鏡で外の世界を見つめて

誰もいない公園で物思いにふける

そんな日常に一人の女の子が引っ越してきた

彼女が僕の人生を変えるなんて思ってもなかった



ホラー作品というカテゴライズをしていたんですけど
要素としてはそこまで色濃い訳じゃないですね。
クロエちゃんこの作品では12歳の設定なのに違和感を感じられないのがすごい
童顔すぎにも程がある。

ヴァンパイア化するとCGを駆使した化け物になってしまうので
もうちょっと綺麗なヴァンパイア仕様だったら世界観がもっと際立ったんじゃないかなって思うんですよね。

それくらい、美しい純愛のお話し。
少年の淡い恋心と、ヴァンパイアであり人間との関わりを極力避けようとしている少女。…少女…?

少女も自身のジレンマを抱えながら少年に気持ちが片寄っていく

いいよなぁこんなの大人になったら味わうことないわなぁ…とか思いながら

クロエちゃんが切なすぎてはぁってなる
想像の範疇を逸脱しない王道的とも言える内容です。
グロ描写とまでは行かないけど、まぁ血は出ます!

でも本当少年が大人の階段登る青春ドラマですね!

おすすめ度は56点
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