虐められている少年と秘密を持った少女の話。
全体的に映像がとても綺麗。
雪と静かな雰囲気が美しかった。
前情報なしで観たので、勝手にミステリーとかホラーな映画だと思っていたのだけど(それも間違いではないけど)
純愛ストーリーでもあり、色んな要素があって飽きずに観れた。
血が大量に出てくるので苦手な人は注意かも。
-----以下ネタバレあり-----
アビーと少しずつ仲良くなっていく過程はとてもピュアで好感が持てるのだけど、
オーウェンにもアビーにも あまり感情移入が出来なくて残念。
父親は結局アビーの恋人だったわけで、現在のオーウェンと同じ立場にいたという事だと思うのだけど、その父親が死んだ時に、アビーがそれ程悲しんでいる感じではなかった。悲しんでいる描写があまりなかったような。
アビーにとっては大した年月ではないのかもしれないけど、父親にしてみればほとんどの人生の時間をアビーに費やしたはずなんだけども…。割とドライにオーウェンに乗り換えている様に見えてしまって。
そのせいか、未来のオーウェンも同じような末路になるのかなぁと思うと、少し残念と言うか、あ〜ぁ…という気持ちになってしまった。
(私が未熟者だからそう思うのかもしれない)
あと、どうしても う〜ん…と思ってしまったのは、父親が人間の血を集める必要あったのかな？って。アビー1人で結構、血、吸えてるし。アビー自身で動いた方が人間である父親よりもリスクが少ないし、手際良いし、飛べるし…とか思ってしまう。
父親が血を集めないといけない理由が不明でモヤモヤしてしまった。
でも全体的には飽きずに観れたので良かった。
あと、終盤いじめっ子に逆襲した時はスッキリした(笑)
(そこまでしなくても…とも思ったけど・笑)
