女の祟りはヘビの千倍というのを聞いたことがある。女は女でも母親となると更にその数倍深くなる。
疑念に次ぐ疑念。同情、嫉妬、和解、背信…生き物のように姿を変える友情。
オープニングの匂わせ感にまんまと乗せられる。どう頑張っても‘60年代設定に見えないながらも、自動車や母親たちの衣装、室内装飾などは目の保養になる。主役女優ふたりが並外れた美人でもなく、どちらかといえば庶民的なのが近所にも居そうで逆に良い。
評価が低めで乗り気ではなかったが、“かも知れないループ”で退屈することなく、しかもあり得ないラストで満足感獲得。