困ったちゃんさんの映画レビュー・感想・評価

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MOTHER マザー(2004年製作の映画)

3.0

「トールマン」しか観たことないパスカル・ロジェ監督の評価が低くて逆に気になっていた作品。

不気味な屋敷、不気味な人たち、不気味な出来事…と不気味の要素がどんどんプラスされていった結果、収拾がつかず奥
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パプーシャの黒い瞳(2013年製作の映画)

3.7

2年前話題をさらった「ROMA」のようなウットリ系モノクロ映像に溜め息。

ジプシーという宿命ながら文字に魅せられ詩を詠み続けるパプーシャ。その彼女の誕生から文字を知ったが為に狂っていく人生の歯車を非
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ビニール袋の夜(2018年製作の映画)

3.5

まずタイトルに飛びついた。完璧じゃないゾクゾクするイラストもいい。

ビニール袋の暴走は、今まさに全世界で憂慮されているプラスティックごみの行く末を描いている。

元彼に望みを託そうとする好き勝手な女
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隣の影(2017年製作の映画)

3.8

非常に疲れる北欧映画。

おしゃれな家の隣人同士で些細な事から猜疑心戦争が勃発。その火種は四方八方に飛び散り、視野に入らない部分までも黒焦げにしてしまう。

救いようのない嫌な気分は最後まで持続。隣人
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BOYS/ボーイズ(2014年製作の映画)

3.6

オランダ映画と聞いただけでワクワク!

ジャケットを一目見ただけで爽やか少年の同性愛モノって分かってしまう。

女友達が絡んでくるあたりは「彼の見つめる先に」を脳内回想。揺れ動く10代独特の感情を若手
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アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

-

皆さん高評価で高鳴る期待…

しかし想像とは違い詰め込み過ぎた感じの的外れな物語に全くついていけず、キャラクターも好みではなく途中からけっこう無理して観てる自分に気づく。

2020年の東京オリンピッ
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春にして君を想う/ミッシング・エンジェル(1991年製作の映画)

3.6

邦題がちょっと意味不明。

北欧お決まりの曇天荒涼静寂風景。そこにやる事なす事注目が止まない田舎のおじいさん。しょっぱなから目を背けたくなるシーンに出くわすものの、時間の経過と共にそうせざるを得なかっ
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つながれたヒバリ(1969年製作の映画)

3.6

完成から約20年後ようやく放たれたヒバリたちに金熊賞。

俯瞰の鉄くず工場や工場内のポスターから伺える“労働”。自由を剥奪され張り合いのない労働を強いられながらも、小さな希望に喜びを見いだす彼らがとて
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人生、ただいま修行中(2018年製作の映画)

3.8

フランスの看護学校のドキュメンタリー。調べてみると、フランスでは看護大学なるものはなく看護の専門学校で学ぶらしい。授業スタイルはかなりラフな感じで、日本の学校が軍隊並の厳しさに思えた。学生さんの曇りな>>続きを読む

夢の中の恐怖(1945年製作の映画)

4.0

はじめまして、とばかりにある屋敷を訪れた建築士クレイグ。そこに集う人々と挨拶を交わすうちに彼の表情がどんどん曇っていく。そこから始まる5話の不思議な話。

本筋に載せたどの話もグイグイ引き込まれる不思
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父、帰る(2003年製作の映画)

4.5

ロシア映画と聞くだけで何かしらの予防線を張ってしまうところだけれど、そんな憂慮は無用の金獅子賞も納得の忘れられない作品となった。

12年間父親不在で育ってきた兄弟の前に突如現れた“父親と思われる“男
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デルス・ウザーラ(1975年製作の映画)

4.1

最後の最後で黒澤明の名前。知らなんだ。

広大なロシアの大地を踏査する踏査隊とゴリド人猟師デルスとの出会いから別れまで。野生動物さながら偶然現れたデルスの風采と身にまとった超人的野生感覚とは反対にたど
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エイプリルの七面鳥(2003年製作の映画)

3.9

チープなジャケを甘く見ていた。原題Pieces of Aprilがいい表現。

できそこないのエイプリルが周りを巻き込みながら七面鳥の丸焼きを作る目的が徐々に明らかになるものの、招待される家族が誰一人
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懺悔(1984年製作の映画)

4.5

初テンギズ・アブラゼ。「祈り」(または「懺悔」)三部作の最終編。作られた順に観たいところだけれど、近隣上映を泣く泣く見送り唯一レンタルできる本作から挑戦。

きっと難解だろう、きっと分不相応な映画だろ
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恐怖のエアポート(1971年製作の映画)

3.5

長時間のフライトで何処か行くのが怖くなるパニックもの。恐怖のナントカってよくあるタイトルにはやっぱりソソられてしまう。あっ、もちろんジャケも好み♡

いくら70年代好きでもボロ過ぎる映像に非難どころか
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中国女(1967年製作の映画)

3.4

これは鑑賞を重ねる事で良さがジワジワわかる作品なのでは。とはいえもう一度観たいという欲求は今のところ無い。

「革命は暴力的な略奪だ!」 革命も略奪もかなりの確率で起こらない国生まれの身にとっては、ど
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渋滞(2015年製作の映画)

3.9

ショートムービーながらなかなかのシリアス具合。

消えたのは車の後部座席に座っていた幼い娘。それは一瞬の出来事だった。連れ去った犯人は誰だ!渋滞のイライラが共鳴し崩れ落ちる理性。引っ掛かりポイント続出
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黒い罠(1958年製作の映画)

3.6

軽快な音楽に乗って絵巻物を広げていくようなオープニングの長回しに目を奪われる。どうやら有名なシーンらしく映画素人でも唸らされる魅惑のひと時。

国境を超えると軽快な音楽はやがて耳をつん裂く轟音に…。こ
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教誨師(2018年製作の映画)

3.5

飾らない雰囲気が大好きだった大杉漣さんの最後の主演作。

一般社会で生活していれば出逢うことが無いであろう教誨師。有難いことに今現在彼らから教え諭される立場になったことはないが、鋼の心を携えていないと
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ポランスキーの 欲望の館(1972年製作の映画)

3.2

変態ならわかる横乳の美学。

変態の館に迷いつくナンシー(シドニー・ローム)がとにかくかわいくてスレンダー。背景を調べたところ、70年代の平凡パンチ、プレイボーイ(男のバイブル的雑誌だった⁈)などにち
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エイス・グレード 世界でいちばんクールな私へ(2018年製作の映画)

3.8

大の大人でも生きにくい世の中。心身未熟なエイスグレードなら尚更。

未来の自分に問いかけるビデオレター。その問いかけに答えられない現在の自分。たとえ相手が自分自身であっても持って行き場のない感情に殺さ
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4匹の蝿(1971年製作の映画)

4.0

タイトルが好き。蝿が4匹ってだけで不潔感に満ちた気持ち悪い恐ろしさ!

始まるやいなや、かぐわしき70年代臭にうっとり。意味不明アイテム、謎キャラ人物、強引ストーリー…興味が尽きることなく“どこか変”
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またね(2014年製作の映画)

4.0

最近の多忙と体調不良で病みつつある気分を爽やかに拭い去ってくれる素敵な作品。

通りを挟んで交わされる高齢男女の優しい眼差し。けたたましい女の話し声も騒々しい工事も優しく見守る。ほっこりアイテム(クッ
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砂丘(1970年製作の映画)

3.6

“なんか違う…”が積もり積もると人はああも大胆になってしまうのか。

ザブリスキーポイントがあるアメリカのデスヴァレー(死の谷)。そこでは学生運動も拝金主義も意味を成さない。そんな物クソ喰らえとばかり
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トールマン(2012年製作の映画)

3.7

有名な「マーターズ」も「ゴーストランド〜」もすっ飛ばして初のパスカル・ロジェ。寒々しい街の雰囲気と忽然と居なくなるデヴィッド坊や(あんまり可愛くない)の怪しさに予測不能な恐怖心がムクムク。怪奇極める子>>続きを読む

Love Is All You Need?(原題)(2011年製作の映画)

3.5

相手の立場になって…とはよく言うけれどコレがなかなか難しい。気が緩むとすぐ主観に戻ってしまう。そんな時のこんな手法を使った疑似体験なら効果的。

異性を好きになったばかりに奇異の目で見られ罵られ酷い仕
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ソフィアの夜明け(2009年製作の映画)

3.7

ジャケットのなんとも言えない眼差しの主人公が、40代の若さで逝った父親に似ている。そんな理由から選んだけど正直言ってあまり期待していなかった。

イツォとゲオルギという兄弟の覇気の無さ。街の雰囲気も然
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さすらい(1957年製作の映画)

3.7

モノクロの素朴な場面に気の強い女たち。そして流転する親子。こんなとこから邦題が「さすらい」になった所以か。

内縁の妻イルマ(アリダ・ヴァリ)に急転直下捨てられるアルド(スティーヴ・コクラン)が行くあ
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白夜(1957年製作の映画)

4.5

壁に飾っても素敵なジャケ写。この柔らかな光の中ゆっくりと進むストーリー。氷上を滑るようなカメラワーク。ヴィスコンティにしては華やかさが見られないけれど、ヒロインの笑顔といい音楽といい何もかも素晴らしい>>続きを読む

ブランコ(2014年製作の映画)

3.8

ブランコがある風景とか決して明るくない登場人物とかがあっちの方(アイルランドとか英北部)の映画だなぁと思う。そこが超絶好み。

この兄弟、特に伏し目がち兄が纏うドン詰まりオーラにどうしたの?絶対何かあ
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エヴォリューション(2015年製作の映画)

3.3

雰囲気好きだけど暗いな〜。海以外のシーンは暗くてもう目が退化しそう。

幕開けは美しい。いけないものを見てしまった少年が帰った場所の異様な雰囲気。やがて異様さが異常だと気付くも時すでに遅し。

結構ヤ
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カトンプールでの最後の日(2017年製作の映画)

3.1

あるシチュエーションやワードに幼い時の鮮烈な記憶が蘇るのはよくある事だが、着の身着のままプールに飛び込む男はどうかしてる。

飛び込んだ瞬間から切り替わるノスタルジックな世界が好き。辛いことがあった時
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