いつもの美容室で手渡してくれる雑誌はタブレット。「今日はGYAOで映画観るね」と伝えて観始めるも…若い美容師さんには衝撃的な映像だと判断したため早々に中断。
普通でない家族を撮る。どれだけ勇気のいることだろう。仕事的にも育った環境的にも普通でない家庭をたくさん見てきたので驚きはしなかったけれど、二十歳そこそこでそれを客観視し作品として世に送り出した気概は見事。
MOTHERSというタイトル通り複数の母親に向き合う姉妹。生みの母に会うきっかけが少々不自然ではあったけれど、姉にとってあそこまで思いを吐き出せた事は精神衛生上プラスだったのでは。カメラをまわす監督も相当に辛かっただろう。3人の母親とあの父親を持ったことで人知れず苦労もあっただろうけれど、その稀有な経験は姉妹にとって人間力の肥料となるはず。きっと。
ほんと人間ってどうしようもない。
