ザリくん

事故物件 恐い間取りのザリくんのレビュー・感想・評価

事故物件 恐い間取り(2020年製作の映画)
2.8
「売れない芸人がネタ作りのために事故物件を転々とする」エピソードが連なるオムニバス形式の映画。ちなみに間取りは全く関係ない。

一応芸人松原タニシさんの実体験小説なるものを基にして制作されたので「ほん怖」のような雰囲気がある。テンポ良く心霊現象が起こるので、心霊ドラマ好きな人にはオススメ。

途中まではよくあるJホラー展開が続くが、
ラストの4軒目のイベントで珍作扱いになった。
好き嫌い分かれるが個人的にはかなり好き。爆笑した。

一昔前に夏場のバラエティで横行していた、「実際にあった心霊現象!」で数字を取り尺を稼ぐテレビ風潮の再現が凄く懐かしかった。

そこからラストにかけては、中島哲也監督の「来る」のような(スケールダウンの下位互換ではあるが)トンデモドッカンがあり、一応「実際にあった怖い話」の体を保とうとしていたのにそんなの無視して好き勝手やる作り、これが自分は見ていて楽しかった。萎えてる人も多かったみたいだけど。
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