ストーリーというか起きたことは本当に、ろくでもない。でも見落としちゃいけないことがたくさんある…！映画業界がすべきアップデートフルコンボみたいな、キツネのフリしたトラみたいな映画でしたわ。
結局一番印象に残ってるのは、2020年のジョージ・フロイドが警官に殺害された事件を想起させるシーン。ここボーッと見てたら割と見落とす。でもタイミング、アングル、カラーリングなどが完璧で思わず押し黙った。
改めて爆発的に広がった「BLACK LIVES MATTER」運動が映画に反映されるのは当然の流れ。All Lives matterなどと寝ぼけた映画はお呼びでないですよっと。
主人公のZolaが自立心の強い黒人女性であることや、女性のフルヌードは映さないことなど、女性の人権についてかなり考えられており、監督はじめこの映画に関わった全員が社会に対して真剣勝負挑んでるカッコイイ作品。
