さきほ

MOTHER マザーのさきほのネタバレレビュー・内容・結末

MOTHER マザー(2020年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

母親が最後に放った「私の分身」って言葉で、この人が息子に殺しまでさせられた理由がわかった。この人にとって息子はもう1人の自分で、自分の代わりに嫌なことを全部やってくれる存在なんやな。

「お母さんは自分が守ってやらないとあかん」っていう思いは、まだ赤ちゃんの自分の息子からも感じることがある。もし周平が娘やったらどんな関係性になってたんやろう。夏帆は似たような境遇で育っててもお母さんから離れられたけど、周平はお母さんは最後の最後まで見捨てられへんかった。私にはこれは息子と母親特有の絆のように感じた。

周平が警察に捕まってある意味ホッとした。これからは正しい法の元に守られて、失った時間を取り戻してほしい。
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