これがMark1600本目の映画なんですよね。
ただそれだけ見ていても新体験の映画でした。
皆さんが言っているように簡単に言ってしまえば「認知症体験型映画」です。
体験で一番大切なことを伝えてくれる。
例えるならば、冒頭に「一番人をムカつかせる方法を教えます」とだけ言われたあと、全く喋らなくなりこっちがイライラしだしたところで、「これです」って言われてめっちゃ納得するみたいな。
変な方法で伝えてくるなー、でも一番わかった！みたいな。
ドラマ映画がかったるいと思う人は一定数いると思いますがこれは全く違いまして、本作は基本的にほぼホラー・ミステリー映画の作りであり、それは最初から最後まで変わらない。なので先が気になってあっという間に時間は過ぎます。
認知症の人への理解は確実に深まるというか、少なくとも優しい気持ちにはなれますよね。
僕の祖母も、全く僕のことがわからなくなっていて「誰や」と毎回聞かれるんです。なぜそんなことになるのか理解出来なかったのですが、こんなことが起きているのならば、これからは思いやりを持って接することが出来る思います。
※2021年 劇場19本目
