全く予期しない話だった、セクシャルマイノリティ、この手の作品もの凄く多いなぁ、今だからそれが描ける、今がそのタイミングなのかな？とにかく多いと思う。
1970年ごろだと今よりうんと生きにくかっただろう、ひた隠しにし「普通」を装う。社会に排除されない為に、我が身を守る為に。
その中にあってベスはニュートラルでフラット、自分の目で見感じたものを信じる彼女のありようが一番求められてるものではないかと感じる。男か女かとか地位とか様々に形作るその人の周辺情報ではなくどんな人間かを感じ取ろうとする力こそが必要だと。
ひどい言葉を浴びせ大切な人を死に追いやった過去があるのに同じ過ちを繰り返す、受け取る側が包容力があって同じことにはならなかったけど。
父親はなぜ死んでなお彼をなじり居場所を失うような言葉を投げつけるのか？それがどうしてもどうしてもわからない。
家族にカミングアウトしてもめでたしめでたしとならないところがリアルかな。
