Seira

キネマの神様のSeiraのレビュー・感想・評価

キネマの神様(2021年製作の映画)
2.1
ゴウさんは映画業界から離れた後何をして生きてきていたんだろう。
色男って呼ばれていたみたいだけれど現代の彼に全くと言っていいほど魅力がなくって淑子さんがとても小さな存在に見えてしまった。
最後の手紙で淑子さんや娘に吐露した言葉は素敵であったけれど、そこまでに彼自身の葛藤であったりだとか苦悩が見受けられなかったので、きっと初のラブレターであっただろうそれも軽く見えてしまったな。
過去と現代を描いている部分もそれぞれにリアリティがあるのも素晴らしいのだけれど、その過去と現在がいまいち繋がらなかったせいだと思う。
埋めきれていないというか。
その点テラシンさんは素晴らしいなと思った。
完全に過去と現在が埋められている。
どうやって生きてきたのか、何を大切にしてきたのかが観て取れる。

往年のスターのあのスター感って一体なんなんだろう!!!
話し方か、所作か、!?
Seira

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