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『福島は語る 完全版』に投稿された感想・評価

なつ

なつの感想・評価

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東日本大震災から9年になる。
昨年上映されたドキュメンタリー作品の完全版、5時間20分。
映画の作品としては長いかもですが…
一人一人の人生の一端を垣間見るには短すぎるくらいでした。

何故、福島の人々がこんなに苦しまされているのか?その構造がわかりやすく、涙よりも怒りが増幅した。

二週間前に宮城県の南三陸町を旅した。
被災地を巡り、沢山の人の話を聞き、景色に触れるだけで泣けて仕方なかった。
百聞は一見にしかず。
自然災害の恐ろしさになすすべも無かったんだなと…。

福島は?
彼等の苦しみは、やはり原発事故。
東電と国の責任があまりにも大きい。
“原子力マフィアの植民地”、“棄民政策”の衝撃的な言葉が胸に残り、泣くよりも怒りの感情に支配された。
福島人に、生存権はないのか?オリンピック優先なのか?
コロナも大切だけど、政治が歪んでるよね。
当事者が語る言葉はとてつもなく重い。

『国と闘っても勝てる訳ないよ。でも僕はやる!それが“尊厳”だから』
これは沖縄の人の言葉だそうだ。
今の福島は沖縄のようだ…
これ以上、福島を苦しめないで欲しい。
復興なんてしてない、現在進行形で被災している。
東京では今年の3.11に上映されましたが、大阪ではその10日後に上映がありました。

フクシマ版「SHOAH ショア」。

ホロコーストとフクシマを比べるのは不謹慎かもしれませんが、共通しているのは、共に「人災」だと言うこと、、。

この映画を観て一番感じたのは、

「理不尽」

そして、行き場のない「怒り」。

くやしい、くやしい、くやしい、、、。

27人が語るフクシマは、その1人1人の人生が重く心に響いてくる。どう受け止めたらいいのか?受け止められるはずなんてないんだけど、涙し怒りやるせなくなり狼狽してしまう^^;

「棄民」

国家は国民を守ってはくれない。

チェルノブイリを生かせなかった我々はフクシマをどう後世に伝えていけば良いのだろうか、、、。


5時間20分の上映後、監督のトークがたっぷり1時間^_^

100人ぐらいインタビューして、原発など問題を語るものは全て外してその人の人生を語っているものを選んだ。共通するような経験談が多いので、テーマを与えてその部分だけ抜き出して観ている側が飽きないよう工夫した。
このドキュメンタリーが心に響いたとしたら、それはそれぞれの人が発する「言葉の力」。撮ってる自分が一番感動したと思う。オリンピックまでに公開してみんなに観てもらいたい。

一番前に座っていたので、質問してみた。「ずっとパレスチナを追っていた方が、なんでフクシマだったのか?」

実は震災の時には沖縄にいた。日本のパレスチナと言えば沖縄だと思ったから。東北に行って思ったのはフクシマもパレスチナだと言うこと。共通点は、故郷を追われたことと、人災だと言うこと。
パレスチナ人の友人にフクシマを案内したら、こう言われた。パレスチナと共通しているのは、加害者が誰も罰せられないことと、人間の尊厳を傷付けられたこと。


ホロコーストとパレスチナとフクシマ、、、全てが繋がった!
原発事故による放射能汚染で故郷を追われた十数万人の被災者たち。その傷は今も癒えることなく疼き続ける。土井監督が4年間に渡って100人を超える被災者へインタビューを実施、その中から選び抜かれた27名の証言に耳を傾ける魂の5時間20分(170分の通常版は未見)

監督が、原発や事故そのものに対する発言は極力除いたと言うように、この映画では事象ではなく徹頭徹尾「人間」が描かれる。直接的な反原発・政府批判ではなく、27人の故郷への想い、苦悩や葛藤、怒りや悔しさ等、彼らの気持ちに徹底的に寄り添う、、、彼らの生の言葉には、マスコミや政治家、学者からは決して得る事の出来ない真実が宿っていて引き込まれ方が半端じゃない。

知らない事が沢山あった、、、というか何も知らなかったんだとさえ思う。

補償有無による分断や中傷
3月11日の黙祷で思う事、
出身地を言えない子供たち
故郷で農業を続けたい想いや葛藤
全てを失った父親の無念、、、

じっくりと時間をかけ絞り出される言葉の数々。その重みで、映画を見終わってから1週間近く経つけど未だ気持ちがざわついて、27人の方々に想いを馳せてしまう。

原子力の平和利用をうたうIAEAを筆頭とした国際原子力ムラ、、その利害はあまりに巨大、それでも声を上げるのは人間の尊厳をかけた闘いだから、、、

現在進行形の福島を『復興五輪』などとキャンペーンに利用するのもどうかと思ったが、既に『新型コロナ克服五輪』に変わろうとしている事には呆れて物が言えない、所詮キャッチーなフレーズが欲しいだけなのか。

まぁそんな上辺の話は置いといて、、、機会があれば、是非観て、そして感じて欲しいドキュメンタリー映画です。