YasuyukiMuroさんの映画レビュー・感想・評価

YasuyukiMuro

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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.8

アカデミー作品賞、監督賞。主演男優賞など主要部門を含む7部門受賞。いくらノーラン作品が肌に合わなくても観ないわけにはいかず、、、最近休日出勤帰りにレイトショーで無理やり観るパターンを覚えまして早速観て>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.3

前作にどハマりした自分としては待ちに待った続編。休日出勤後のレイトショーでの鑑賞です。

全てを失ったポールと母ジェシカが、砂漠の民フレメンを味方につけて復讐する、、、単純なSFストーリーがベースなん
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.2

三宅唱監督、原作は瀬尾まいこ。三宅監督は「君の鳥はうたえる」以来の鑑賞。
『君の鳥〜』は、ごくありふれた若者の傷付きやすくて繊細な気持ちを痛々しいくらいリアルに描いてた様に思うけど、本作はPMSやパニ
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.9

久々の映画鑑賞は刺激的なこちら。ヨルゴス・ランティモスの作品は、鹿殺し、女王陛下〜に続き三作目かな。本作、毒気は一番強烈だったかも。

何となくダリの絵画を思わせるシュールで不思議な世界。身体は大人の
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第三夫人と髪飾り(2018年製作の映画)

3.9

19世紀の北ベトナムの山村。養蚕を営む名家に14歳のメイは第三夫人として嫁ぐ。そこには第一夫人とその息子、第二夫人とその娘たち、その他多くの使用人、皆が共同で暮らしている。メイフェア監督の曽祖母の実体>>続きを読む

MINAMATAーミナマター(2020年製作の映画)

3.7

小学校で習った4大公害の一つ水俣病。70年代前半、水俣に移り住み水俣病の惨状を世界に発信した米写真家ユージン・スミス、、全然知らなかったです。

写真家ユージンを演じたのはジョニー・デップ。外見を本物
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最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

4.1

リドリー・スコット、2021年の作品。観たいと思いつつ見逃した作品。舞台は14世紀のフランス。夫のかつての親友に強姦されたという妻、事実は一つの筈なのに立場によって異なる受け止め方、、いわゆる「羅生門>>続きを読む

レベッカ(1940年製作の映画)

4.0

ヒッチコック米進出第一作。そして彼の唯一のオスカー作品賞、1940年の作品。83年前なので流石に映像に古さは感じますが、カメラワークなどおっ!と目を見張るシーンもチラホラ。ヒッチコック節はこの頃すでに>>続きを読む

渇水(2023年製作の映画)

3.5

白石和彌プロデュースと知りアマプラで鑑賞。生田斗真が水道料金未納者への取立てと給水停止業務を担当する。。
白石和彌=もっと血生臭い話を想像してたら全然違ってた。ライフラインの一つ水道を止める職員の葛藤
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めまい(1958年製作の映画)

4.0

言わずと知れたヒッチコックの名作『めまい』恥ずかしながらの初鑑賞^_^
王道サスペンスかと思ったら意外な程にラブストーリーがっつり、しかも色々歪んでて想像したのと違いました(^_^;)

サンフランシ
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クリード 過去の逆襲(2023年製作の映画)

3.6

クリード3作目。今作はマイケルBジョーダンが監督主演なんですね^_^
前作はロッキーの宿敵ドラゴの息子との因縁対決で、ある意味往年のファンをターゲットにしたロッキー色が強い内容でしたが、本作はスタロー
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アキラとあきら(2022年製作の映画)

3.8

原作未読ですが、これぞザ池井戸潤、半沢直樹好きにはオススメです。下町工場の息子でかつて銀行に融資を断られた家に育ったアキラ(竹内涼真)と大企業の御曹司あきら(横浜流星)、対象的な2人のあきらの物語。>>続きを読む

キングダム 運命の炎(2023年製作の映画)

4.0

ヤンジャンの大人気歴史漫画が原作。秦の若き王子「政(後の始皇帝)」が中華統一を目指す時代の話。遅ればせながら原作ファンとしてはやっぱり気になって観ちゃいました^_^

本作で11〜16巻までの馬陽(ば
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メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

3.9


評価が高いので観ましたがなかなかの良作。主演は芦田愛菜&宮本信子。特別派手な事件が起こるわけではないですが、ちょっと奥手な高校生のうらら(芦田愛菜)が、50歳以上年上の雪(宮本信子)とBL漫画を通し
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.3

ミッション・インポッシブル最新作。こいつだけは忙しさを理由に見逃しちゃいけないと思いつつようやく鑑賞。
163分の長尺で、しかも前編、、って普通の映画なら間違いなく飽きちゃうけど、むしろ永遠にやってて
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新感染半島 ファイナル・ステージ(2020年製作の映画)

3.5

大ヒットした『新感染ファイナルエクスプレス』の続編。前作のゾンビパンデミックから4年後が舞台です。監督は前作同様ヨン・サンホ。

前作は自分のゾンビ映画の価値観を変えてくれた作品。こんな人間ドラマを描
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怪物(2023年製作の映画)

4.0

是枝監督最新作、脚本は坂元裕二。カンヌ脚本賞受賞。遅ればせながら事前情報はほぼ入れずカンヌの脚本賞ってこととジャケ写真程度で観ましたが、、、

鑑賞後の第一印象としては、子供の撮り方の巧さは別として、
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.7

孤島の高級レストランを舞台にした美食サイコサスペンス。レストラン『ホーソン』のカリスマシェフ役にシンドラーのリストやハリーポッターシリーズのレイフ・ファインズ、偶然居合わせたアンラッキーな客にアニャ・>>続きを読む

最後まで行く(2014年製作の映画)

3.9

順番が逆になったけど韓国オリジナルも鑑賞。
『パラサイト』のセレブ夫を演じたイ・ソンギュンが本作の主演(日本版だと岡田准一が演じた役)、対する監査官役にチョ・ジヌン(日本版の綾野剛)です。

オリジナ
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最後まで行く(2023年製作の映画)

3.9

娘が英検受けてる間に、かみさんと超久々映画デート。急遽決めたので、たまたま時間のあったこの作品をチョイス。韓国オリジナル版は未鑑賞で、多少のグロは予想しつつも岡田くんや綾野剛といったイケメン出てるし、>>続きを読む

レジェンド&バタフライ(2023年製作の映画)

3.7

この映画公開前の昨年11月、ぎふ信長まつりのパレードにキムタクが参加して話題になりました^_^ その映画がAmazonプライムで早くも配信。東映70周年記念作品、木村拓哉、綾瀬はるかのダブル主演、大規>>続きを読む

生きる LIVING(2022年製作の映画)

3.8

黒澤明監督の『生きる』の英版リメイク。ビル・ナイ主演。
元ネタの『生きる』は昔見たことがあるけど『七人の侍』とか『用心棒』みたいなエンタメ作品の方が圧倒的に面白いと感じた記憶。

イギリス文化に合わせ
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ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3(2023年製作の映画)

4.2

ガーディアンズオブギャラクシー第3作、過去作が2014年と2017年だから実に6年ぶり、とは言え他のマーベル作品で物語は進んでいるわけですが…。監督はジェームス・ガン監督が続投。前作のテイストはそのま>>続きを読む

AIR/エア(2023年製作の映画)

4.0

NIKEのエア・ジョーダン誕生秘話。マット・デイモン主演、ベン・アフレック監督。自分は彼らと同世代で1984年は中学生。時代背景を映す冒頭映像からワクワクが止まらない^_^ ゴーストバスターズ、インデ>>続きを読む

ザ・ホエール(2022年製作の映画)

3.6

ブラックスワンのダーレン・アラノフスキー監督。ハムナプトラのブレンダン・フレイザーが、ボーイフレンドを失った孤独な中年男チャーリーを演じアカデミー主演男優賞を取ってます。

舞台劇を映画化したとの事で
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幸せなひとりぼっち(2015年製作の映画)

4.0

トムハンクスの『オットーという男』の元ネタ。2015年のスウェーデン映画。妻に先立たれた偏屈じじいオーヴェ。更に長年務めた会社にリストラされ、生きる希望を失っていたところにイラン系移民のパルヴァネ一家>>続きを読む

オットーという男(2022年製作の映画)

4.0

トム・ハンクス主演。『007慰めの報酬』などのマーク・フォースター監督。評判の良いこの作品、元ネタはスウェーデンの映画『幸せのひとりぼっち』との事ですがそっちは未見です。

トム・ハンクスが演じる初老
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フェイブルマンズ(2022年製作の映画)

3.9

スティーブン・スピルバーグ監督最新作、映画制作を本格的に開始するまでの多感な時期を自伝的に描く。。

なるほど〜、技術者で理論派の父親と、感受性が強く芸術肌の母親、この親にして巨匠スピルバーグありって
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.2

2021年アカデミー脚本賞受賞、エメラルド・フェンネル監督作品。今更ながらの初鑑賞、これは衝撃作!夜な夜なバーやナイトクラブに通うキャシー(キャリー・マリガン)の真の目的は…?学生時代に起きたある事件>>続きを読む

ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.9

ベイビードライバーのエドガー・ライト監督。デザイナーを目指すエロイーズ(トーマシン・マッケンジー)がロンドンで夜な夜な60年代のソーホーに迷い込んで行くファンタジーホラー。

都会のノリに馴染めなかっ
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ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)

3.6

昨年末の紅白にUTAが登場するなど相当話題になり、つい先月くらいまで劇場でやってたと思ったら早くもアマプラ配信。ちょっと早すぎない?

今までのワンピースフィルムと比べてもかなり異色な気がする。歌姫U
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お嬢さん(2016年製作の映画)

4.2

『オールドボーイ』や現在上映中の『別れる決心』のパク・チャヌク監督、2016年の作品。お嬢さん秀子役ににキム・ミニ、侍女スッキはキム・テリ。その他ハ・ジョンウ、チョ・ジヌン、あとムン・ソリも出てる!>>続きを読む

別れる決心(2022年製作の映画)

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パク・チャヌク監督最新作『オールドボーイ』に衝撃から早20年、期待しながら見に行ったものの…。
仕事帰りに駆け込んだせいで、飲み物も食べものも買えず、、普段なら飲み食いで眠気を誤魔化すのですが、今回は
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コンフィデンスマンJP 英雄編(2022年製作の映画)

3.6

地上波を録画して鑑賞。劇場3作目?
本作は地中海マルタ島が舞台、今回こそダー子アウトだろと思っても、2転3転、更に4転くらいして、結局最後はスカッとさせてくれる、もはや自分的には安心の展開にすらなって
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ソウルメイト/七月と安生(2016年製作の映画)

4.1

先日観た『少年の君』のデレク・ツァン監督
作、なんとこの監督、名優エリック・ツァン(『インファナル・アフェア』のマフィアのボス役)のご子息との事、びっくり!2016年の作品なので『少年の君』(2019
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SPACE BATTLESHIP ヤマト(2010年製作の映画)

3.5

松本零士先生追悼、で観るべきなのはコレじゃないとは分かってましたが、、、(^_^;)

子供の頃見たアニメではイスカンダルまでの旅が面白く毎回最後に地球滅亡まであと●●日と記されて「ヤバいよー」ってな
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