kai

ライムライトのkaiのネタバレレビュー・内容・結末

ライムライト(1952年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

★これから鑑賞予定の方は読まない方がいいと思います。
かつて栄光を浴びた年老いた道化師カルヴェロ。彼が命を救った年若き女性テリーは、やがてバレリーナとして光輝く道を歩み始める。
前半のカルヴェロがポジティブな言葉でテリーを励ましていたのに対し、後半は逆の立場になっているのが哀しかった。
自分を信じ、再起を図るステージに出るカルヴェロの道化師魂、プライドが好きだ。テリーのためにアパートを出る愛情の深さ、自分のためにアパートを出るプライドも好きだ。
テリーは何て素敵な女性なのだろう。
カルヴェロがアパートを出た後ロンドンにいたのは、心のどこかでテリーに見つけて欲しかったんだなと思うと、可愛くて愛おしく思える。
人生と人を愛することについてのヒントがたくさん込められている。
乗り越えて行くのが人生。
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