kou

RUN/ランのkouのレビュー・感想・評価

RUN/ラン(2020年製作の映画)
3.0
サスペンス映画としての緊張感の盛り上げ方はさすがで、限定的な空間の使い方や見せ方、観客の心の揺さぶり方は見事としか言いようがない。前作が革新的な手法だった事もあるが、今作はある意味王道的にハラハラとさせる展開を描いている。

母の子への異常な愛情という図式から生まれる恐ろしさは、他の映画や基となった実話からもそれほど新しい部分ではないにせよ、展開の引っ張り方で牽引していくのが面白い。

また、特にラストの結末はしっかりとサスペンス映画としての一貫した姿勢が見られ、切れ味としても素晴らしかった。
kou

kou