misty

RUN/ランのmistyのレビュー・感想・評価

RUN/ラン(2020年製作の映画)
3.0
出生時から体が不自由で車椅子生活を強いられてきた彼女、それを献身的に支える母、その彼女が大学進学で家を出るとなったとき、母の愛に満ちた家は地獄と化す。毎日飲んでいた薬の秘密、彼女自身の秘密と一緒に母の狂気も暴かれていく。「走れない」彼女は車椅子を使って全速力で「走る」。

設定も暴露される秘密も内容は面白いんだけど、よくも悪くも「まあこんなもん」の域を出ないかな〜という感じだった。前作『search』が超尖ってたので期待もしてたけど、今回は「置きにいった」感が強い。それでもサラ・ポールソンのドアップとか絶叫とか狂気の笑顔とかにはテンション上がるんですが。

主演のキエラ・アレンは本当の(と言う表現は失礼かもしれないけど)車椅子ユーザーだそうで、さすが車椅子の使い方や車椅子への乗り方も自然で見応えがあった。
もちろん車椅子ユーザーだからすごいのではなくサラ・ポールソンと互角に渡り合うレベルでお芝居も良かった。
エンドがいい、溜飲が下がる。
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