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RUN/ランのピポサルのレビュー・感想・評価

RUN/ラン(2020年製作の映画)
4.2
お話もエピローグもなんか観たことあるような、いやでもそんなのは関係ない、めちゃくちゃおもしろかった。
予告もあらすじも見てなかったんだけど、疑心が確信に変わるあの鍬で大きな絶望を食らって...そこから知識と勇気をもって部屋を脱出するあのシーンはこの映画の一番の見どころ。なんとか屋根から家の中に戻った際に見せたクロエの表情は達成感とともに自信がついたことを感じさせる。
人生の希望であった大学に勇気づけられたことや隠し芸さながらのオェッの使い方など、決して長くない尺で映画的なおもしろさをギュッと濃縮できているのに感心した。やろうと思えば母親の深堀りもできるけど、あえて描かず90分にまとめたんだろうな。
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