RUN／ランのyのネタバレレビュー・内容・結末

程よいサスペンス映画でした。

定期的に「そんなまさか」と思わせるシーンが出てくるので、中弛みすることなく最後まで見れます。

母親向けに処方された薬を知らずに飲まされていた。
瓶に書いてあった薬の名前で調べたら、氏名だけでなく中身すら入れ替えられていた。
飲まされていた薬は犬用の薬で、人間が飲めば足が麻痺する代物だった。
母親に自室に閉じ込められ、何重にも脱出を阻む工作がされていた。
命からがら外に出て知人に助けを求めたら、母親に見つかり知人が殺された。
自力では脱出不可能な自宅の地下室に閉じ込められた。
母親の本当の子どもは生後2時間で亡くなっており、自分は攫われた健康な子どもだった。

母親が捕まるまでのシーンは、意外性はないもののサクサク展開していきます。

そしてラストシーン。
恨むべき母親に明るく近況報告をするクロエと、施設のベッドの上でざんばら髪の窶れた姿で恐ろしいものを見るような目をした母親。
優しい子だから完全に見捨てることはできなかったということか？とモヤッとしていたら、身体検査を掻い潜るためにラップにくるんで口内に忍ばせていた例の薬を取り出し「お薬の時間よ」と。
かなりスッキリしました。

グロテスクなシーンもないので、幅広くおすすめしやすい映画です。