つばめ(清原果耶)
老婆の星ばあ(桃井かおり)
誰にも邪魔されない一人の時間、書道教室の屋上、そこから始まる幻想的なひと時と心の成長、いいなぁこの作品、とても温かくて。
つばめと星ばあを演じるお二人がはまり役、漂うクラゲに放心、まさに海の月、海月が空想の世界へ誘ってくれます。
つばめの実母の気持ちがいまひとつ分からなかったのが残念、好きなことに挑戦したかったのでしょうが。
つばめの父と義母、星ばあ、みんな誰一人いつも思い通りの人生を歩いてきた訳ではないからこそ痛みが分かるし、悩むつばめを温かく包むことができる。つばめもそれに応えるように育ってゆく。
宇宙でいちばん明るい屋根はきっと数えきれないほどあります。