逃げた女のネのネタバレレビュー・内容・結末

ガミはこれまで「夫の考え方に沿って、5年間一度も離れず暮らしてきた」と言う。きっとそれに疑問を感じていなかった。だが旧友を訪れ、人間関係にもつれながらも自立して生きる女たちを見て今まで見えていなかった外の世界が見えていく。1・2人目の先輩たちと、周りの人間の関係のもつれは安全なところから見るだけだが、3人目と会った後は自ら渦中に飛び入る。
窓を開けて外の空気を吸う描写（と映画館の扉を再び開ける描写も？）は、文字通り新しいものの見方、価値観を自分に取り込むようにも見える。

正直かなり分からなかった。今個人的にあまり調子が良くないのもあるが、余白ばかりのじっくりした撮り方と謎のズームイン（おそらく監督の持ち味なのだろうが）がわたしには合わなかった。かも。