逃げた女のネタバレレビュー・内容・結末

逃げた女2019年製作の映画)

도망친 여자/The Woman Who Ran

上映日:2021年06月11日

製作国:

上映時間:77分

あらすじ

「逃げた女」に投稿されたネタバレ・内容・結末

ホン・サンス監督でちゃんと観るのははじめて。変なズームが面白かった。

一人目に再会した先輩との会話の「牛が食べられたくないと思っているかは分からない」が一番印象的。人と人の勝手な思い込みは気になっていたけど、動物までは考えてなかったなぁ。その先輩が存在する空間は都市と地方とか人間と動物とかの境界線がふつうと違った。

そのあとガミはもう一人別の先輩と再開して、彼女の暮らしぶりなんかを偵察するように聞く。次に、ガミの昔の恋人と結婚した友人に会う。そして映画を観て終わる。

ガミと知り合いの女性たちの話を聞いている中で、ガミの夫は本当に出張に行っているのだろうか、そもそも二人は本当に一緒に暮らしているのかと疑問が湧いてくる。それくらいガミの話から得られる情報量は少ない。自分の本心から逃げていた女性が自分を取り戻す物語なのかもな。
久しぶりに映画を観るモードになったところで、ロレッタセコハンの曲名と同じタイトルの映画を見つけたので鑑賞(共通の元ネタがあるのだろうか?)

3部に分かれて女友達を訪ねる、という大枠で繰り広げられる会話劇
何から逃げているのかははっきり明示されないですが、主人公が夫との関係でどこか違和感を持っていて、決してうまく行ってないわけではないが微妙にズレた関係からの逃避としての人訪ねなのかな?と推察しました
3つ目で「繰り返しの中に本心はない」という趣旨の発言があった直後で「愛するものとは一緒にいなくてはならない」というシークエンスをやはり繰り返すのはハッとしました
男性陣は背中しか映されず、明らかに人への配慮が欠如した人たちとして描かれています
その他、りんご、監視カメラ、最後に外へ出る(3つ目は映画ですが)等繰り返されるモチーフに何らかの意味が持たされていると推察しますが、まだその意味は自分の中では整理できていません
何のことはない会話だけで進みますし、余白が非常に多い作品なので、解釈する楽しみがある一方はっきりした結末にはならないのでモヤモヤするところはあります 評価が難しいところ

ズームインが独特過ぎて最初戸惑ってしまった…
調子に乗っていろいろ観てたら、遂にこういうよく分からん映画に出会ってしまいました。別につまらないとかではないんですが、タイトルありきじゃないと観ててなんのこっちゃになりませんか。3人の友人に話す自分の夫の話が決まった台詞のように同じところとか、幸せだって言ってる割には特に話すこと無いんかなとか思ったり。穿った見方をすれば何か感じとれそうでもあるんですが、はっきりとした描写が無いのでよく分かりませんでした。友人達と話してる間に心境が変わって、もしくは何かに気づいて逃げ出したくなっちゃったみたいな感じですかね。ホームビデオみたいな変なズームを多用してたり、そういうところも不思議な映画だと思いました。あと猫の表情と佇まいが凄かったです。
ある程度知った友達との会話の空気が、ものすごく自分の友達との空気に似てて、見てる自分がまるで画面にいないもう一人の女友達になった気になって見てしまった。
コロナで遠いとこにいる女友達に会えてない、辛い。会いたいわ。
会話劇から分かる関係性と過去、でも少しずつしか見えない。生き方の違う女同士、過去にあった接点。会えばまたあの空気にすぐなる不思議。そして会わない間に互いに知らない、生きてきた人生と変わってきた視線。
ちょこちょこ出てくる男たちがまぁ傲慢で女相手の上から目線で、しかもそれが傲慢なことに全く気づいてない。うわぁ、リアルにこの感じ知ってる。だけどその傲慢さに引かない女性陣。きっと重ねてきた年がそうさせてるんだろうと思う。
切った髪と、続けてみる映画。何か彼女に変わったものがあったのかな。あといちいち言い訳のようにパートナーの言葉を繰り返していた彼女。何か変わるのかな。
はへ?となった。
これははまるか わたしのように眠くなるかだと思うわ。
延々と 会話劇なのですよ。

主人公の女性が3人の女性に会って
「5年間夫と離れた事がない
愛する人とは何があっても一緒にいるべき」

会う女性会う女性にそれを敢えて言うのは
本人が何かあるんだね。
で タイトルなのか!
髪も切っちゃったしね。

女子たち ほんわかと他愛のない会話をしているようだけども
出てくる3人の男性が ぐさぐさ刺してくるよ。
餌付けNO!
一夜限りのセックス
友人に手を出した元彼

自虐か?

「愛する人とは何があっても一緒にいるべき」
これも きっと言いたかったんだよね。
何ということのない会話劇。何でこんな野暮ったい髪型にしてるのやら。オバちゃんという演出?

会話の中からガミの背景を見せる構成が面白かったです。
ただ、いかんせん本当に会話の中身が面白くない…。リアリティはあるのかもしれませんが、いい年して何やってんだ、という気持ちになってキツかったです。
加えて、ガミは明らかにミスキャストだったのでは?実年齢に比べて見た目が若すぎます。さらにいかにもバカ女という振る舞い、話の内容には合ってるんですが、ただただ個人的に受け付けなかったです…。
ウジンのタバコの吸い方も何だかぎこちなくて違和感が凄くありました。

印象的なズームイン、ズームアウトを含め、カメラの動きは面白かったんですが、色味や構図は今ひとつ。ただラストカットだけはゾクゾクくるものがありました。
割れた音の劇伴も良かったです。

静謐な雰囲気で人生の倦怠感を描いているように思いましたが、どうも個人的に合わないところが多かった映画でした。
自分より幸福に見える家庭の話に女は興味を持たない。
「結婚して5年間一日も離れたことがない。夫は、愛する人とはいつも一緒にいるべきと言う」と、ガミは棒読みで三人の知人女性にボールを投げる。
女たちはそれを華麗にスルーして、自分語りの不幸自慢を始めてしまう。上の階に居る男に怯えているようにも見える。
三人目の女性がいた施設は、男女の階層が逆になってる?
「夫が離してくれなくて」と映画館のシークエンス。ガミの迷い、救済、決意を表しているのだろうか。
抑揚を抑えた展開に、一見脈略のない雑なズームがアクセントを加えている(とか)
説明や答え合わせはなくただ淡々と会話する女性たちを眺め察しながら余白についてあれこれ考えた

けど結局よくわからないまま終わりました
キネマ旬報シアター。

ふしぎな映画。
(表面上は)何も始まらないし、何も終わらないし、何も変わらない。
会って食べて話して別れての繰り返し。
でもその中に感じるものは確かにあって。

フライヤーに書いてあったヴァージニア・ウルフ的韓国映画という評になるほどーと思う。

ズームの仕方が独特で、とてもひっかかりを覚える。
窓を開けるシーンで息ができる気がした。

この先、ガミの生き方はなにか変わるのかな。
ホン・サンス合わないんだよな~と思いながら見て、見終わったあとにホン・サンス合わないんだよな~と思った。

けど観賞後数週間経った今の方があ~よかったかも、、?と思えてるな
ガミがしきりに言う「ここは良いところですね」はもちろん言葉通り景色とか環境含めの「ここ」なんだろうけど、「(私のいる場所とは別の)ここ」の意味もはらんでるんだろうなと思った

幸福か不幸かは置いといて、もしかしたら今いる場所以外にも私は行けるのかも、と思える瞬間が生きてるなかに数回あるとしたらそれを逃さないでいたいな~と思った、きっとこれは映画の趣旨とは全く違うんだろうけど
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