takanoひねもすのたり

野獣の青春のtakanoひねもすのたりのレビュー・感想・評価

野獣の青春(1963年製作の映画)
3.4
宍戸錠って監督作だといつも拷問されてる気がしてきた、そして何か嬉しそう
そんなことない?気のせい?

ヤクザ+復讐

チンピラ相手に喧嘩を売ってた男・ジョー(宍戸錠)はヤクザ組織・野本興業の社長に気に入られ用心棒に雇われる、身分を隠して組織に潜入した彼にはある目的が
ハードボイルドアクション物
 
『花と怒涛』(刺客役)を観て、涼やかな顔で変態な川地民夫をおかわりしたくて再鑑賞
川地民夫効果のスコアちょい増し

マザコンでサディストなコールガールの仕切り屋の役
温厚そうな青年が「お前の母ちゃんパンパン」の地雷ワードで激変、相手の顔をカミソリで短冊切りするサディスト秀夫
付いたあだ名が"すだれの秀"
サイコパスという言葉が一般化する前の作品だけど、すでにその概念を体現してた

秀夫の兄で野本興業の社長(小林昭二)もサディスト、女を折檻すると性的興奮、銃よりナイフを好む、時々猫を抱いて登場(007シリーズのブロフェルドが元ネタ)


この時点では特徴ある色彩使いはあまり出てこない(黄砂くらい)映像の遊びは散見できる

ジョーって男は死んだ親友の汚名を晴らすために体を貼ってるけど、その目的外は全く躊躇せず使えるものは何でも利用する男なので意外と鬼畜なキャラクター造形してると思う😂