野獣の青春の作品情報・感想・評価

「野獣の青春」に投稿された感想・評価

tm

tmの感想・評価

3.5
フィルムノワールだねぇ~。面白さでは、清順作品の中でもベスト3には入る。ジョーの逆さ吊り姿も格好いいで❗(笑)
復讐に燃える元汚職刑事が、ヤクザ組織に潜り込むという大藪春彦設定はきちんと踏襲してるものの、めちゃめちゃ鈴木清順。

濃いキャラにしたから色々説明しなくても、なんとなく分かるでしょ?とでも言わんばかりの目まぐるしさ。

説明つかなくても、なんか別に問題なく思えるのが凄いな…ただ二回は観直しが必要だと思う。

しかし、この渡辺美佐子よくなさすぎて勿体無いのだけれど、わざとなのだろうか。
面白いです。
冒頭タイトルバックからまさに無国籍。
画面が、もうどこの国かわからない。
退廃的でオシャレで暴力があって古めかしくて最高かよ!という世界。

とにかくみんながみんなカッコつけている中。
いきなりの小林昭二の変態っぷり。
真面目な役者さんだけに怖い。
小林昭二さんは「仮面ライダー」の立花藤兵衛役のイメージがあり過ぎるのだが。
黙っているとエレガントで、その生真面目さが不気味に映ることがあり。
その悪な感じがとても印象的。

宍戸錠はもう、ジョン・ウー的な香港ノワールの世界。
60年近く前の映画とは思えない。

美術、カメラワーク、アクションからストーリーテリングまで。
独特、且つ、緻密で。

ラストのラスト。あー、このネタ、こういう回収なのか。

という意味で本当に衝撃というか。
単純に恐ろしかった。製作された時期があまりに昔で、だからこそ、まったく予測してなかった展開だけに衝撃を受けた。

90分弱のストーリーの中に。
目で見て耳で聴いて頭で感じる娯楽体験に満ちていて、怪作でもある。
scarface

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3.4
追悼上映企画。鈴木清順監督の演出法など、渡辺美佐子さんの話、面白かった。
クソおもろい。宍戸錠が2つのヤクザを争わせる『用心棒』のようなお話。めっちゃカラフルでパートカラーまで登場。
猫にキスし続けるドSヤクザボスだの、ボスの館の背景の映画の上映、自分の女を叩きのめすシーンでの黄砂の嵐だの、めっちゃ異様ですこ。
川地民夫の気持ち悪いキャラが忘れられん。

このレビューはネタバレを含みます

青春というから青春映画なのかと思いきやヤクザ版用心棒みたいな話だった。
頬に綿詰めた我らがジョーが二つの組を相手取る仇討ち物。
喜劇調の『くたばれ悪党ども』をディープにマッドに加工したのが『野獣の青春』。光とか壁の色とか相当どぎつくやっているが、黄砂が舞う小林昭二(サディスト)の自宅のくだりはあまりにもシュール過ぎ。肝心の渡辺美佐子が頼りない、清順の世界(画)が強すぎて役者の芝居が弱く見えてしまう。清順の映画だけイキイキと映る宍戸錠が不気味。
電気羊

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2.4
大藪春彦原作「人間狩り」の映画版。なんだろう。セリフや挙動が時代劇かかっていてハードボイルドさが減少している。現代風にリメイクしたらカッコいいと思う。
karaf

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3.7
宍戸錠の荒れっぷりが凄い!青春って言葉で片付けられるレベルを超えていた。
か

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4.5
なんか細々としたところはよくわからんが、撮り方もキャラクターもめちゃおもろいのでよい。
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