野獣の青春の作品情報・感想・評価・動画配信

「野獣の青春」に投稿された感想・評価

お話が「3つ数えろ」なみに複雑。そして、キャラの行動原理がよくわからない。

「6番目の女を殺して」のあたりは意味不明。金子信雄に毒もったのは誰?そもそも、復讐だけならば、ヤクザ同士の抗争をあおる必要もない。川地民夫のキャラは言葉に反応してキレるタイプの「トラウマスイッチ」的なヤツで👍

潜入捜査モノの欠点は、主人公の安全が担保されているところ。結局、サツの立場でしか行動出来ないし。

この映画の宍戸錠は、威勢のいいバカ→キレる策士的なキャラ変貌を見せる...わけでもなく、周りがアホばかりなので、色々メチャクチャになっていくのが面白い。お話が収斂、整理されないのが魅力か。

ビジュアル的には、前半、セット&横移動のキレが良く、ロケの街並み、大量に出てくる自動車が超オシャレ。基本、オフだが、バイオレンス描写も👍アクションが一瞬でカタがつくのも良い。

興味がない女優にはソコソコの演出。特にラストの人がイマイチ弱い。成人指定の関係で、顔が切り刻まれるショットはカットしたらしく、コレがあったら印象が変わるハズ。MVPは江角英明&ベストシーンは一目惚れのとこ。
け

けの感想・評価

4.2
元刑事の主人公宍戸錠が、死んだ同僚謎を暴くため、ヤクザ組織に潜入。敵対する組織にも属して相打ちを図る。
と書けばカッコいい話だけど、サディストヤクザ兄弟(ワンちゃんなでなで小林昭二&川地民夫)、その部下の金子信雄(死にっぷりが最高)、宍戸錠を慕う江角英明、敵対する爆弾ヤクザ(信欣三)などめちゃくちゃで楽しい。ともかく宍戸錠がカッコいい。妙な無音も良かった。
経済的な語りが人物の能力の高さに直結しており、金子信雄がある事件の犯人を宍戸錠だと断定するシーンなど心底シビれる。かと思えば彼はべらぼうな最期を迎えるので本当にサイコー。
元警官が復讐のためにヤクザの組に潜り込み、対立する組との抗争を煽って相討ちを目論む策士映画。『用心棒』のオマージュかな。赤い椿も意図的だ……黒幕が良き。

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鈴木清順の転換期になった作品としては重要なのだが、物語の整理がいまひとつできていない感じが。
人間関係の絡み合いが多少複雑な作品なので、もう少しだけ整理してほしかった。その上でアクションシーンを足してくれれば、もっと盛り上がったのに!
tych

tychの感想・評価

3.8
1963年 91分 カラー。元刑事の風来坊ジョーは、野本組を入る。世話になった同僚刑事が心中事件を起こしたが、それは野本組の仕業と踏んだからだった。情報を集めながらヤクザの組同士の対立も煽るジョー、だが同僚の死には本当に以外な人物が関与していた。テンポ快調、宍戸の身体能力の高さを生かしたアクションシーンも良い。
鈴木清順の美学と日活アクションがちょうどよい感じでミックスされて興奮しました。ストーリーも気が効いてますし、キャラクターもそれぞれ特徴的ですし、演出もにくいです。元刑事が先輩を殺された復讐のためにやくざに潜入して、という話です。サディストやくざのトップ役の小林昭二がたまらなくいい。犬なでなでしながらナイフ投げたり、裏切った愛人をボコボコにしたあと黄色い謎の粉が舞うなか犯すのもやばい。もっと川地民夫に活躍してほしかったですが、短いなかでもサイコパス感あってよかったですよ。もう一方のやくざのアジトが映画館で、銀幕の裏が事務所なのもよいですね。日活映画がいろいろかかってました。
AnriKimura

AnriKimuraの感想・評価

3.5
宍戸錠という存在がポップなのよ
清順カラァ〜 あのベランダの外の黄色〜い花粉全開の景色は何よ
信欣三のヤクザ事務所の背後にスクリーンが設置されてて、そこでずーっと映画が映写されてる一幕がはちゃめちゃにかっこよかった。
再見ですが、清順美学を堪能しました。前回見たとき、普通な印象でしたが、今回見直したら結構、狂気的なところの描写が面白くて見入ってしまった。「殺しの烙印」があまりにわから無すぎたのもあったのかっも知れないが、今回は、話と映像感覚が見事にマッチングして良かったですね。原色の使い方がかっこいい。
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