みなみ

3年目のデビューのみなみのレビュー・感想・評価

3年目のデビュー(2020年製作の映画)
4.0
欅と日向のドキュメンタリーをはしご。まずは日向から。

期待していた通りのアイドルドキュメンタリー。ひながな時代からを振り返りつつメンバーを愛で、グループの絆に涙し、推せるグループであることを再確認できる贅沢な2時間。

不遇な時代の迷いや悩み、それをメンバーが支え合いながら乗り越えグループとしても成長し、改名に伴ってブレイクし、その中でメンバーの卒業や休業があり、それでも前へ進み夢の東京ドームに辿り着く。
分かりきってる王道のサクセスストーリーだけど事実だし、それを事実にするための努力も嘘じゃないから熱くなれる。
それを丁寧になぞった映画だから構成もわかりやすく、知ってる人も知らない人も楽しめるドキュメンタリーだったと思う。

結成からずっと見ていたこともあって比較的知っている情報や映像ばかりではあったけど、充分楽しめた。
思ったよりもけやき坂時代を駆け足でやってしまいちょっと不満だったけど、日向坂になってからを予想よりもがっつりだった。それは日向になってからのファンも多いだろうからまあ当然かな。

メンバーのピックアップ具合は人気順や立場を考えると至極妥当だったと思う。
推しの宮田愛萌さんが全然出てなかったのは不満だがしょうがない。
柿崎芽実さん卒業をしっかりやってくれたのは本当に感謝。未だに日向にいてくれてたらってどうしても思ってしまう。
あとは佐々木久美さんの存在。どんな組織にも不可欠な人だと思った。特に活動自粛することになった井口真緒さんにかけた言葉。100点満点だった。その器にびっくりした。

ライブ映像も多くあって満足だけど、特に「青春の馬」「約束の卵」は素晴らしかった。特に青春の馬でセンターを務めたときの金村美玖さんのパフォーマンスは素晴らしかった。いつでもセンターを任せられる存在感だった。

ドキュメンタリーを「アイドルの映像記録」として捉えるなら日向坂のドキュメンタリーかな。
みなみ

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