安堵霊タラコフスキー

照射されたものたちの安堵霊タラコフスキーのレビュー・感想・評価

照射されたものたち(2020年製作の映画)
3.6
果たして効果的だったかどうかはさておき、アベル・ガンスがナポレオンで使ったようなポリヴィジョンとか原爆投下後の広島の上に亡霊のようなコラージュを施していた点とか、表現に面白い部分がそこそこあったのは良かった。

でも消えた画もそうだったんだけど、切実であろうリティ・パンの主張に反して描写や語り口が淡々としているから途中で少し眠気を覚えるくらい辟易ともしてしまった。