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バッチ’81
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『バッチ’81』に投稿された感想・評価

フィリピン映画歴代最高傑作級 第2位(らしい)

大学でAKBじゃないAKO(アルファ・カッパ・オメガ)っていう体育会男子群団に入会した新入生たちが、先輩らのカワイガリ(暴力)をひたすら受け続ける映画だ、さあ、来なさいっ!

イケメンのアーニーが輝いてます! 背も高い。そのアーニーと口ひげの兄シド(こっちが主役)の関係性が、ビジュアル面ふくめてヴィスコンティ映画のアラン・ドロン対レナート・サルヴァトーリをちらっちらっと想起させますが、あれほどメチャクチャじゃありません。
アーニーのほかにプチイケメンが二人ほど。端正なロニーロハスと童顔のパコイ。
お尻叩かれたりする殴打場面よりも、胸を洗濯バサミみたいに医療用ハサミでいっぱいギュニュするところと、それよりも、ジョッキに入ったビールみたいな気持ち悪いものを気持ち悪く飲むところに私は吐き気をもらいそうになった。でも、全体としてライトタッチでちょっとは理性的に作られてるから、胸クソ映画ではありません。不愉快で楽しい!(それって、胸クソのこと?)

びっくりしたのは、アンナ・カリーナの三倍カワイくてキレイなエストラーダ嬢(女優名はチャンダ・ロメロだとか)が薔薇を持ちながら新入生の一人を誘惑するところ。ドキドキしちゃった。ブラジャーしてない。。 たっぷり90秒ぐらいあったこの場面、好きな人(特に♂ッ!)多いんじゃないかな??

AKBならぬAKOの快進撃は、まだまだ続きます! 快進撃の内容は、ひたすらシゴキばかりですが!

そしてクライマックスは、学園祭でのミュージカルとロック! いつのまに楽器の練習までしてたんでしょう? さらにアーニーの恋人ティナのメロディアスな悲鳴がスゴイ中、残念な悲劇がブリッジになり、第二クライマックスはウエストサイドな大乱闘!! アメリカの植民地だったフィリピンがこんなにもハリウッドを追い越せな映画作りを頑張ってます。
随所で鳴り響いたジングル的キーボード(サイケデリック時代のザ・フー調)も(単にウルサイって思う時もあったものの)ぎりぎりイケてた!!!

予想範囲内の着地も、シッカリでした!!!!

[アテネフランセ]
ぶっちゃけ最初のフィルムからデジタルへのビフォーアフターが一番感動的だった。

日本の部活動等でのいびりみたいなことがフィリピンでもあるってのは勉強になったけど、そういうのを悪習としか思えない身としては終始下らないことやってるという気持ち以外湧かない映画となっていて、結構虚しさを覚えた。

これで映像がスコセッシやポン・ジュノばりの切れ味を持っていたら映像面での感動は味わえていたんだろうが、今回に関してはそんなこともないというか今一つのスコセッシって程度の出来でしかなく、その点でも残念だった。

日本初公開の貴重な機会だからと、予告を見てもピンと来なかったにもかかわらず鑑賞してしまったら不満に思うこととあいなったので、やはり予告見た印象って大事だなとつくづく思い知った次第。(しかし同じ1500円だったら絶対欲しいCD買ってた方が良かったよな……)
4.5
【フィリピンの連合赤軍は死体が蒸発する】
先日アテネフランセの特集上映《フィリピン映画生誕百周年記念 フィリピン・シネマ・クラシックス》に行ってきました。『インシアン』、『奇跡の女』そして日本初公開『バッチ ’81』を観たのですが、全て映画内の治安が悪すぎて驚愕しました。そしてこの日本初公開作品『バッチ ’81』はマルコス政権下の独裁・監視国家を大学のサークルレベルに落とし込んだ凄まじい作品でありました。

親の期待を背に医学部に入学したシドは、遅刻常習犯。今日も先生に怒られたのだが、彼には授業よりも大事なことがあった。それは憧れにの友愛会《ΑΚΩ》での活動であった。大学には友愛会があり、どの友愛会に入るかで大学の充実度が変わってくる。彼は、先輩の激しいしごきに耐え、《ΑΚΩ》に入る。そして、文化祭(?)であるUPAKAN'81に向けて準備をしていた。友愛会に入ったシドは「Yes,Master!」と先輩に従う。入会しても、下っ端故に強烈なしごきは続く。

誕生日イベントだからと皆でワイワイビールを飲もうという話になるのだが、突然先輩が、「今飲んだビールを吐き戻せ」と言い始める。そして、皆の唾がじとっ入ったブツを回し飲みするよう強要してくるのだ。また、裏切り者の下っ端を電気椅子にかけ、強烈な拷問を行い、下っ端仲間の忠誠心を試し始めたりするのだ。しかもタチが悪いことに、この電気椅子拷問はフェイクであることが分かってくる。下っ端が団結し、革命を起こさないように、常に共犯関係になるようなしごきを施す先輩の狂気は、観ていて非常に怖い。そして結局、友愛会の得体の知れなさにゾッとしてきます。

何よりも、あれだけしごきに力を入れているのに、UPAKAN'81での《キャバレー》の演目は非常に完成度が高かったり、友愛会同士の抗争で人が亡くなっているのに、「交通事故」で安易に処理され、死体が蒸発していくところは、マルコス政権特有の恐ろしさが滲み出ていていました。