めっっっっっちゃ面白かった!
好きだなー、こういう作品。
『最後の恋の始め方』の変化球版とでも言いましょうか。
清原果耶という女優が好きです。
彼女の作品選びがとても好きです。
演技の引き出しが多いというんでしょうか。
それぞれのキャラに染まった上で色んな話し方やトーン、テンポや表情ができるのが本当にすごい。
3月のライオンの真っ直ぐな感じ。
今回のように少し捻れた?ひねくれた感じ。
『砕け散るところを見せてあげる』のような勝気でサバけた感じ。
『デイアンドナイト』の蠱惑的で少しミステリアスな感じ
『俺の話は長い』の年相応な感じ。
この歳で全部ちゃんと別人格であると認識できる演技してるんですから。末おそろしいわっ。
あも成田凌は今後の映画界の至宝になりますよね、きっと。いや、もうなってるか。
主題歌も良き♪
穏やかな晴れの日に自転車漕ぎながら聴きたい曲です(^^)
メインとなる登場人物の思惑が交差していく様は、その台詞回しや演技のトーンと相まってしっかりコメディしてます。
想定外に成田凌と泉里香が急接近する過程は、それだけでもひとつの恋物語として成立してるので、主役ふたりの恋愛までの繋ぎとしてだけではない魅力を放っていました。
自分の本心に気づいて以降なんだか変なテンションになる清原伽耶ちゃんに可愛さを感じ、終始おかしな(でもどこかにいそうな)成田凌の会話の間と笑い方にぐいぐいと引き込まれ、気づくとそのふたりが好きになってる、そんな98分でした。
たくさん好きなシーンはあるんですが、いちいち人が言ったことの語尾や言葉をおうむ返しする成田凌に、清原伽耶が「いちいち繰り返さないっ!」とピシャリと言い放つシーンが一番好きです。