まあいっか〜、普通じゃなくても。
…と思える、なかなか良い映画でした。
たぶん息子も
「自分は普通じゃない」
と思っていると思う。
そんな息子が、公開当時わざわざ遠い映画館まで
観に行ったと言っていたので
気になっていて、
このジャケットもなんだかおもしろいし、
どんな映画か興味がありました。
誰が普通で、誰が普通じゃない設定なのかは
観始めてすぐわかるけど、
観ているうちに、
いったい“普通”って何⁇
こういう人は“普通”なの？
この人は⁇
あの人は⁇
…ってわからなくなってくる。
私もね、自分のこと、
普通じゃないと思ってますよ。
でもそもそも世間の人たちはみんな、
自分は普通だと思ってるのかな…
自分の意思やモラルに反しても、
他の人と合わせるのが普通なら、
私は普通じゃなくてもいい…
“普通”な人が“まとも”とは限らない。
“普通じゃない”と言われていた人が、
一番“まとも”で、
普通で社会的地位のある
ちゃんとした(と思われてる)人が、
“まともじゃなかった”…
という、ちょっと爽快なお話でした。
爽やかじゃない小泉孝太郎と、
朝ドラとはまた雰囲気の違う
こじらせ清原果耶ちゃんがよかった！
そして成田凌は
どんな役でもやっぱり上手い！
“普通”なんてどーでもいい！！
