「普通」を気にしすぎな我々日本人に、軽いパスに見せかけた豪速球でメッセージを寄越してくる恋愛映画。ベタな恋愛映画が苦手な俺でも楽しめたので万人に受け入れられる筈。てかそんなに恋愛に重きを置いてないかも。
なんと言っても主演の成田凌が良かった。成田凌好き好きオジサンなんで評価の甘さは許してください。彼の出す「まとも」じゃないけど芯がある好青年の雰囲気、パーフェクトでしょ。相手役の清原果耶ちゃんも良かった。彼女も「まとも」じゃないんだけど、彼に「まとも」とは何かを教えていく感じ。
それを通して、逆に彼から「まとも」である必要なんて無いんだよと教えられる感じ。
ん〜〜〜〜良いじゃん良いじゃん！
そういうの良いじゃん！！！
「普通」に囚われすぎない考え方って簡単には言えるけど、いざってなると難しい。あえて普通を外していくのも異端児気取りで違う気がするし…。や〜難しいな。
けど映画を見終えた時は少しだけ心軽くなったかな〜とか。
最後、画面に「おわり」の文字が表示されるんだけど、何かジブリ映画みたいで良かった。あら、ファンタジー映画だったの？みたいなポンッて終わる感じ。結構気に入ってるかも。
