グリーン

ペルシャン・レッスン 戦場の教室のグリーンのネタバレレビュー・内容・結末

4.7

このレビューはネタバレを含みます

これが実話ベース……
だとしたら、人間の…なのかジルがなのか分からないけど、記憶力の凄さに脱帽。
観終わって覚えてるのは、ラージ=パン又は木ということくらい(これも合ってるか既に自信ないし😅)

戦争映画にしては観やすい部類だと思うから、これはおすすめ。
最後も良い。

ジルとコッホの関係がどう映るかは見る人それぞれで変わると思うが、それも良い。
因みに私は、コッホの言動が後々変わってくるのが"友情"の様なものが芽生えたからなのだとしたら、それは彼だけがそう思い込んでいただけに過ぎないと感じた。
ジルはただ生きる為に、罪悪感を感じながらも嘘ペルシャ語を教えていただけ。
将来恥をかけば良い、とかそんな余計なこと考えていない筈。
どんなに特別扱いをしてこようと、コッホも殺人軍団の一人に過ぎない。それ以上の感情なんて無かった様に感じる。
でも、コッホは自分の欲の為だけにペルシャ語を教えさせ、特別扱いをし「守る」と言う。
その約束を果たしたとしても、それは彼の自己満足。
これまで自分達の行なってきた事への疑問など持つ事は無いのだろう。
空港で逃げようとするあの姿が、彼の本心なんだと写った。

嘘ペルシャ語を作るにあたり、人名を関連付けたことがそこに繋がるなんて…
最後の最後に心をぐっと掴まれた衝撃の作品だった…
グリーン

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