登場するキャラクターみんなを身近に感じて好きになっちゃう映画で、成功/失敗とか、モテ/非モテとか、大人/子供とか、それぞれが独立しつつ確かに交わり合う映画だった。
まさに“ヴァカンス”な刹那的で幸福な時間が永遠に続いてしまうように思えるように、対立するように見えてそうじゃないよね？って空気が作品全体に充満していてとても良かったなーと。
いわゆる会話劇の面白味とか、誰も取りこぼさない優しさとか、同じ動作の反復が笑いに変わるとことか、ちょっと今泉力哉っぽい感じもした。（ダサくて可愛い男性たちの話ってのもそれっぽい）
「女をモノにするには…」的な台詞はやや気になるものの、作品としてのトーンにはその気は感じないのでまあ、、という感じ。
