The Exit of the Trains(英題)を配信している動画配信サービス

『The Exit of the Trains(英題)』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?

The Exit of the Trains(英題)
動画配信は2025年7月時点の情報です。最新の配信状況は各サイトにてご確認ください。
本ページには動画配信サービスのプロモーションが含まれています。
目次

The Exit of the Trains(英題)が配信されているサービス一覧

『The Exit of the Trains(英題)』が配信されているサービスは見つかりませんでした。

The Exit of the Trains(英題)が配信されていないサービス一覧

Prime Video
U-NEXT
DMM TV
Rakuten TV
FOD
TELASA
Lemino
ABEMA
dアニメストア
Hulu
Netflix
JAIHO
ザ・シネマメンバーズ
WOWOWオンデマンド
アニメタイムズ
Roadstead
J:COM STREAM
TSUTAYA DISCAS

『The Exit of the Trains(英題)』に投稿された感想・評価

[ルーマニア、ある虐殺の記録]

久々に椅子から立ち上がれなくなるくらい消耗する映画を観た。1941年6月29日、ヤシ市において1万人以上のユダヤ人が虐殺された。本作品はアーカイブ写真と文書の読み上げによって構成された、このルーマニアにおける最初のユダヤ人大虐殺についてのドキュメンタリーである。手法は『The Dead Nation』と同様で、時代は連続しているので、続編と呼んで差し支えないだろう。第一部では、殺された故人の遺された写真を提示し、どうやって殺されたかを記した故人の家族の、時に本人の手記/証言を読み上げる形で彼らの弔いと彼らの存在を歴史に刻み込む行為を同時に行う。ある者は逮捕されて射殺され、ある者はそのまま強制収容所へ送られ亡くなってく。文書の読み上げには全く感情が籠もっておらず、一人のパートが終われば次の読み手が次の故人について話し始める。その量の多さに恐怖するとともに、無機質で機会的な読み上げが積み重なることでモザイク的に当日のヤシ市の空気感を我々の頭の中に再構築していく。しかし、人間の想像力には限界がある。そして、それを超えた現実がそこにはあったのだ。160分近くに及ぶ第一部の次に現れる第二部では、ドイツ軍によって実際に撮影された連行される人々や虐殺現場の写真が無言で映し出される。グロテスクな映像が飽和する現代において、被害者たちの実際の写真を多用することは、被害の記録にはなるものの、観客たちには逆効果になることはよく分かっているのだろう。作品を貫く事物を最後に映す手法は、『I Do Not Care If We Go Down in History as Barbarians』や『Uppercase Print』といったルーマニアの近代史を描いた際にも用いられている。

フィクションとドキュメンタリーを通して故国の歴史を向き合い、それを次世代に伝えていこうとする点で、最近のラドゥ・ジュデはセルゲイ・ロズニツァに似てきているような気がする。
ルーマニア初のポグロムに関するドキュメンタリー。ポグロムとはナチス時代、ユダヤ人迫害が以来激しくなったとされる最初の大量虐殺。別名水晶の夜。これはガラスが割れて、一面に散ったことから。
前半は亡くなった人の顔写真が順々に映されて、その家族や周りの人の手記が読まれる。収容所に行く電車に乗って飢え死にしたか、警察に出頭した時点で殺されたケースが多い。手記は、その際に帰ることを許された妻のものが多い。朗読者は2人で、感情はそこになくただ読まれる。
後半は警察によって撮影されたポグロムの写真。銃撃の最中らしきものはなく、ほとんどが死体の山と死体を運んでいる写真である。

ユダヤ人墓地に埋められたという人が多いが、そうやってゴミの山のように埋められて死んでいったと思うといたたまれない。妻の元に死体は帰らず、死亡通知だけだろう。
夫の財産を売って死を逃れたという妻たち。このドキュメンタリーは死者を数字で表すことは一度もなく、1人1人の持っていた生活を浮かび上がらせようとしている。死体は山になっているから残酷なのではなく、1人1人の生活が奪われたという事実が残酷だということを忘れてはいけない。
杏奈
1.2
ラドゥジュデへの信仰度が問われる。

改めて映画鑑賞とは娯楽ではなく、苦しみだなと