山田涼介、土屋太鳳等主演の怪獣コメディ。
人類を恐怖に陥れていた怪獣が、ある日突然謎の光によって死んでしまった。日本政府は残された怪獣の死体処理に四苦八苦するのであった。
これほどまでにすべてが噛み合わずに空回りしている映画は久しぶり。
豪華俳優陣による小学生が喜びそうなレベルの下品なギャグの連発（しかもしつこい）、キャスティングで予算を使い果たしたかのような安っぽいCG＆セット。
一見濃そうでありながら無個性な大量の登場人物たち。
正直な感想としては「よくこんな脚本・企画が通ったな…」という以外にありませんでした。
三谷幸喜に憧れる素人がシン・ゴジラをシニカルコメディとして舞台化しようとしたけどやりたいことが何も出来ずに大失敗した、という感じです。
ここまで全てが酷いと締め方がどうとかもはや関係なく、どうでもいいとすら思える。
というか最初の「謎の光」という時点で大体お察しではありますが。
とりあえず劇場でお金を取ってはいけないレベルの映画でした。
