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キャンディマンのピポサルのレビュー・感想・評価

キャンディマン(2021年製作の映画)
4.0
ジョーダンピールが携わっているだけあって人種問題へのアプローチは必然なんだけど、ゲットアウトやアスよりもっと生々しくてダイレクト。白人を敵として徹底的に描いているのはトイレでアジア系の子だけ直前で逃げるのによく表れている気がする。
そして結局は暴力の象徴であるキャンディマンにすがり、助けられるのでとても悲しい映画。たしかにハロウィンにぴったりな残虐さを求めていた人にとっては物足りないかも。
ワッと驚かせるような演出はなく、鏡の向こうにあたかもそこにいて当然かのようにたたずむキャンディマンの姿、それがこの映画のスタンスなんだろうなと思った。
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