すぽんてぃにあす

スペシャルズ! 政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話のすぽんてぃにあすのネタバレレビュー・内容・結末

-

このレビューはネタバレを含みます

実話を基に描かれる、自閉症の子供達のために尽力を尽くす人達にスポットを当てた人間ドラマ。
原題は「規格外」。

人間ドラマとはいったが、内容は面白味よりリアリティを追求したドキュメンタリーに思えなくもない。
そんな感想の方も多いようで、正直安心した。
エンタメ要素が薄く、邦題やジャケットのイメージとは天地の差がある。
「最強のふたり」の監督という文字もパワーワードに近い。

軽く扱うことが出来ない題材、目を背けることの出来ない社会問題に間違いはない。
子供達のために奮闘する、対価に見合わないと理解しながら、それ以上に自分達がやらなければという使命感。
自分には到底真似が出来そうにないから観ていて辛かった。

ジャケットのイメージから政府を相手に窮地に追い詰められてからの一発逆転劇みたいな展開を想像しまったのが敗因。
良くも悪くも、エンタメ要素がほぼない性質の作品という前置きは必要かも。
久々にしてやられた感に悔しさを感じながらも、内容は決して重く受け止めなければいけない議題。