すぽんてぃにあす

MEG ザ・モンスターのすぽんてぃにあすのネタバレレビュー・内容・結末

MEG ザ・モンスター(2018年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

もっと馬鹿馬鹿しいスプラッター映画だと思っていた。

ステイサム兄貴が主演ということで、いわゆる「ジョーズ」のような鮫を題材としたシンプルなジャンルではないことに気付かされる。
安っぽくなく、迫力に振り切りドラマ要素も入れているのだからB級映画とは程遠い内容なのだろう。

巨大な鮫から逃れるのではなく、それを退治しようとするスペクタクルアクション。
兄貴が中心になるのであれば納得の展開ではあり、脚本も一応は形になっていて見応えはあるのかもしれない。

ただ期待していたものは個人的には違う。
鮫というモンスターを相手に、乗り物と生身の体だけで争うストーリーに熱くなるのはなかなか難しい。
ハッピーエンドならどう足掻いても普通。
気を衒ってバッドエンドなり変化球路線なら駄作か良作にも成り得た可能性がギリギリといったところ。

作り手の自己満で落ち着きそうなのが序盤で見えてしまうし、後半の展開こそ在り来たりで真面目に見るほどのものではない。

これならB級でもいいから、無駄に多い登場人物を殺戮していくスプラッター映画というだけのほうがすんなり受け入れられたと思う。
後半は割と犠牲者が出てはいるけど、描写として残していないからね。そこは演出しなきゃ。
マシ・オカが日本人役で拝見できて嬉しかったので加点です。